コンテンツリパーパス術|惣菜屋の肉そぼろリメイクがAI戦略になった話【プロセスエコノミーDAY13】

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Process Economy DAY 13 — 2026年3月6日(木)

あなたはコンテンツを作るとき、毎回「真っ白な画面」に向かって、ゼロからウンウン唸りながら書き始めていないかな?

「今日は何を書こう……」「ネタがない……」

そうやって時間を溶かして、結局1記事書くのに何時間もかかってしまう。これ、めちゃくちゃしんどいよね。

今日は、そんな「毎回ゼロイチで作る呪縛」から抜け出すための、私のコンテンツ戦略の裏側をすべて公開しようと思うんだ。

難しい横文字のマーケティング用語じゃないよ。実はこれ、私の実家である惣菜屋の経験から生まれた戦略なんだ。

プロセスエコノミーDAY 13。今日は、1つの「原液」から複数のコンテンツを生み出してしまう仕組みを大公開するね!


私の「1素材→無限展開」の原体験

惣菜屋の肉そぼろリメイクからコンテンツ無限展開の原体験

まず、私の原体験の話をさせてほしいな。

実家の惣菜屋「山口屋」の朝は、とにかく早いし戦場だ。早朝4時から火を入れ、開店までに何十品目ものお弁当や惣菜を並べなきゃいけない。

でもね、毎日50品も60品目も、毎回ゼロから作っていたら、とうてい体がもたないんだよ。

惣菜屋時代や家事で料理作る時にアレンジやリメイクが得意だったものをコンテンツでも転用。

肉そぼろを和風の味つけで作る。そこから中華風や洋風やエスニック風にアレンジ、最後はカレー味で上書き。からのそれぞれの肉そぼろ+野菜を組み合わせたリメイク。1つベースの肉そぼろがあると何種類でも転用できる。

— ひろくんの声

忙しい現場で自然と身についたのが「ベースを1つ作って、そこから無限展開する」という技術だった。

料理で言うと、ベースとなる肉そぼろを1つ仕込んでおき、和風、中華、洋風、エスニック、カレー味と、味付けや組み合わせを変えて何種類ものメニューに展開するような感覚だよね。

たった1つのベース素材から、軽く10品以上のメニューが生み出される。

これって、何か高度な戦略を練っていたわけじゃないんだよね。現場で毎日追い込まれ、素材を無駄にできない状況の中で、生き残るために体が覚えた効率化の知恵だったんだ。


1回のLIVEから6つのコンテンツが生まれる仕組み

1回のLIVE配信から6つのコンテンツが生まれる仕組み

そしてある日、AIを使ってコンテンツを作りながら、ふと気づいたんだよね。

「あれ……私が今コンテンツでやってることって、あの惣菜屋のリメイク術と全く同じじゃないか!」って。

面白くなって対応表を書き出してみたら、笑っちゃうくらいピッタリだった。

惣菜屋の厨房AIコンテンツの現場
肉そぼろ(ベース素材)朝LIVEでの発言・対談(原液)
和風→中華→洋風(味変)ブログ→SNS→メルマガ→小冊子(メディア別展開)
野菜との組み合わせゲストの専門知識との掛け合わせ
カレー味で上書き全く別テーマの記事に転用

たとえば、毎朝6:30から私がやっている「GPTs研究会」のLIVE配信。これが私にとっての強力な「原液」だ。

たった30分のLIVEで喋った内容が、次のように展開されていく。

  1. 原液:朝LIVEで30分間、熱量高く喋る
  2. ブログ:文字起こしして記事にまとめる(じっくり読める形式)
  3. SNS:パンチのある部分だけ切り抜いて投稿にする(短いテキスト形式)
  4. メルマガ:さらに深掘りして届ける(濃い読者向け)
  5. 小冊子:図解を入れてPDF資料にまとめる(視覚的な形式)
  6. 別テーマへの転用:エッセンスだけを抽出して、全然違うテーマの記事に活かす

私がしたのは「30分喋っただけ」。それなのに、そこから6つ以上の異なるコンテンツが生まれる。

毎回ゼロから3000文字のブログを書き、SNSを考え、メルマガを練っていたら、それぞれに1時間、合計5時間はかかってしまう。でもこの手法なら、30分のインプットで5時間分の価値を生み出せる。時間効率にして、ざっと10倍から20倍の世界だ。

しかも凄いのは、この媒体ごとの最適化を今はAIが全部やってくれるってこと。

Difyから始まった無人化の実験は、別の形に進化した。今のClaude Code体制へとつながる原体験。

当時の学び: 「まずやってみる」が大事。完璧じゃなくても動かす。その先に進化がある。

— ひろくんの声

最初は「Dify」というツールを使って、なんとか自動化しようと悪戦苦闘していた。正直、エラーばかりで全然うまくいかなかった時期もある。でも、その「まずやってみる」という泥臭い実験が、今のAIチーム体制の礎になっている。

完璧じゃなくてもいい。まずは世に出してみる。読者の反応を見てから調整すればいいんだ。


アウトプットが次のインプットになる「無限ループ」

アウトプットが次のインプットになる無限ループ図解

この展開戦略を続けているうちに、私は恐ろしいことに気がついたんだ。

リメイクして完成したコンテンツが、実は「次の原液」になるってことに。

ブログ書いてて思った。朝ライブ→ブログの作業中に「この先」を自然に思いついた。

無限ループの仕組み。一度回り始めたら永遠にコンテンツが増え続ける構造がたまらない。

— ひろくんの声

朝のLIVEで喋る → AIがブログにしてくれる → そのブログの校正をしている途中で「あっ、この切り口面白いな」と新しいアイデアが湧く → それが明日のLIVEのテーマになる → また新しいブログが生まれる → ……

これ、本当に終わらないんだ。

次から次へと発想が止まらなくなる、あの興奮状態。

そして最大のポイントは、この無限ループを回すための作業を、私は自分でやる必要がないということ。

完全に委ねるOS!AI偉人に全部任せる。ひろくんは原液(ライブ)だけ提供すればOK。

ループ設計図を先に描く。全体の自動化フローを見える化してから動く。

— ひろくんの声

今構築している「AI偉人推し活」のパイプラインがまさにこれ。私がLIVEで熱く語った内容を、AIの偉人たちがそれぞれの専門家の視点でコメントを加え、全く別角度の魅力的なコンテンツに仕上げてくれるんだ。

私がやるべきことは、ただ一つ。熱量の高い「原液」を提供することだけ。

凸凹だから噛み合う。丸くなるな。

— ひろくんの声

私は「自分の言葉で熱く喋る」のは得意だけど、「きっちり整理して文章にする」のは苦手。一方でAIは「情報を整理して構成する」のは天才的だけど、「自らの泥臭い体験を語る」ことは絶対にできない。

凸凹だからこそ、ガッチリ噛み合うんだよね。

無理に自分で全部やろうとしていた「抱え込みOS」から、得意なこと以外は全部手放す「委ねるOS」へ。競争より共創へ。そう切り替えただけで、生み出されるコンテンツの量も質も、桁違いに跳ね上がったんだ。


完成品より「作る過程」に価値がある理由

完成品より作る過程に価値があるプロセスエコノミー

「プロセスエコノミー」って、完成された綺麗な商品じゃなくて、作っている過程そのものに価値を見出すという考え方だよね。

今日、私がこの記事で書いた泥臭い裏側は、まさにプロセスエコノミーのど真ん中だと思う。

このコンテンツ展開の仕組みなんて、最初からエリートコンサルタントがホワイトボードに描いたような完成された戦略じゃない。現場で生き残るために体が覚えた技術を、AIという最新ツールに当てはめてみたら「あれ、これ全く同じ構造じゃん!」と偶然気づいた。

その気づきの過程、興奮、そして試行錯誤そのものを、こうしてリアルタイムに記事にして届けている。

料理で言えば、仕込みの段階からお客さんに厨房に入ってもらっているような感覚だよね。

あの「作っている姿」や「熱量」そのものが、コンテンツの最大の魅力になっているんだ。

私が今やりたいのも、まさにこれ。

AIとの連携がうまくいって歓喜した日も、エラーだらけで絶望した日も、過去の事業の失敗でどん底を味わった経験も、すべてそのまま見せていく。カッコつけない。等身大のまま。

だって、悪いことこそ宝物だから。

失敗や挫折、かっこ悪い黒歴史すらも、ぜんぶが唯一無二の「原液」になる。それをAIと一緒に展開して、何個ものコンテンツにしていく。どんな大失敗も、最高のベース素材になるんだよ。


あなたも今日から始められる3ステップ

今日から始められるコンテンツリパーパス3ステップ

あなたの「原液」(=使い回せる良質な素材)は何だろう?いきなり「10分録音してAIに投げてみて」と言われても、具体的にどうすればいいか迷ってしまうかもしれないね。

だから、今日から始められる具体的なアクションを3つのステップで紹介するよ。

ステップ1:まず3分だけ、スマホに向かって喋る

こうする:スマホの録音アプリや音声入力を使って、今日気づいたことや考えていることを、まずは3〜5分だけ話してテキスト化してみる。

こうなる:頭の中のモヤモヤが「文字」という具体的な素材として目の前に現れる。綺麗に整っていないかもしれないけれど、これが価値ある原液になるんだ。

だからこうするのがいい:最初から完璧な文章を書こうとしなくていい。親しい友人に語りかけるようなつもりで、思いのままに声に出して、まずはサクッと素材を出してしまおう。

ステップ2:AIに「構成案にして」と丸投げする

こうする:文字起こしされたテキストをAI(ClaudeやChatGPTなど)に渡し、「この内容をブログ記事の構成案にまとめて」「3つのポイントで整理して」と指示を出す。

こうなる:雑多なメモが、一気に読者へ届けるための論理的なパッケージへと生まれ変わる。AIが綺麗な形に整えてくれるから、文章構成に悩む時間がぐっと減るよ。

だからこうするのがいい:ゼロから画面に向かってタイピングするのではなく、AIには「有能なアシスタント」として振る舞ってもらい、あなたはその確認と微調整に専念しよう。

ステップ3:媒体ごとに切り口を変えて届ける

こうする:AIが整えてくれたベースの文章を、ブログ、SNS、メルマガなど、各媒体のフォーマットに合わせて切り分ける。

こうなる:一つの音声データから、複数のコンテンツが同時に完成する。一度のしっかりしたインプットで、何日分もの豊かな発信ができるようになるんだ。

だからこうするのがいい:最初は一番慣れている媒体一つから始めてみて。慣れてきたら、提供するメディアを少しずつ増やしていこう。

実際に私はこうやっている

私自身も、この流れを毎日実践しているんだ。

例えば、朝のLIVE配信でポロリと話した「コンテンツの作り方」についての話題。これが一番最初の新鮮な「原液」だね。

これをAIで文字起こしして要約し、まずは「ブログ記事」として、じっくり読めるメインの形にする。

次に、その中の心に響くエッセンスだけを抽出して、「SNS(XやFacebook)」でサクッと読める形式で提供。

さらに、裏話や深い考察を添えて、「メルマガ」という濃い読者向けのコンテンツに仕上げているよ。

たった1回の「朝の会話」という素材が、自然な流れで3つの違った切り口に展開されていくんだ。

実はこの記事も「カード5枚」から自動で出来ている

カード5枚からA2Aオーケストレーションで記事が自動生成される仕組み

実は、この記事そのものが「肉そぼろリメイク理論」の最新バージョンで作られているんだ。

以前は「Claude Codeに『ブログ記事にして』と頼むだけ」だったんだけど、今はもう一段階進化している。私が普段やっていることを正直に書くね。

まず、私の日常の発言やひらめきが、勝手に「カード」として蓄積されていく。朝のLIVEで喋ったこと、対談で出た名言、ふと思いついたアイデア。これを私は「生カルピス」と呼んでいるんだけど、この原液がどんどんカードになって溜まっていくんだよね。

そして、溜まったカードをAIが自動で分類・組み合わせて、「この5枚のカードでブログ1本書ける」と判断してくれる。私は何もしていない。ただ毎日喋っているだけ。

ここからが面白いところ。

記事を作るとき、1人のAIが全部やるわけじゃないんだよね。マスターエージェント(指揮者みたいな存在)が、複数のAIエージェントを同時に動かしている。

  • エージェントA:カードを元に記事を執筆
  • エージェントB:SEO最適化・タイトル案の提案
  • エージェントC:グラレコや見出し画像の自動生成
  • エージェントD:品質チェック(NGワード・一人称の統一)
  • エージェントE:WordPress投稿・SNS展開

これが全部、同時並行で動いているんだ。料理で言うと、前菜・メイン・デザートを別々のシェフが同時に仕込んでいて、私はフロアから「今日のおすすめはこれね」と伝えるだけ。厨房には一歩も入らない。

つまり、私がやっていることは「喋る」と「OK出す」の2つだけ。原液を出して、最終チェックで「公開して」と言う。それだけで、このボリュームの記事が画像付きで出来上がっている。

「そんなの特別な技術がいるんでしょ?」と思うかもしれない。でも、私は中卒だよ。プログラミングのコードなんて1行も書いていない。日本語で「こういう記事が書きたい」と伝えるだけ。あとはAIたちが勝手にやってくれる。

これが「委ねるOS」の進化形。自分は得意な「喋ること」「考えること」に全集中して、形にする作業は全部AIに委ねる。ひとり社長の私が毎日コンテンツを出し続けられているのは、この仕組みがあるからなんだ。

まずこれだけやってみて

難しく考えなくて大丈夫。

「今日、一番心が動いたこと」を、スマホの音声入力に向かって3分だけ語りかけてみて。

そのテキストをChatGPTやClaudeに投げて「ブログ記事の構成案にして」と言うだけでいい。

それが、あなたの「1素材→無限展開」の最初の一歩になるから。

一緒に、あなただけの発信の仕組みを見つけていこうね。

ひろくん(田中啓之)

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