家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
今日は、自分がここ90日間どう時間を使ってきたか、AI秘書に全部の会話履歴を鏡みたいに見せて、丸ごと棚卸ししてもらった日の話をしたい。結論から言うと、けっこう痛いところを突かれた。「AIを育てれば自分の時間が空く」と思ってたのに、実は真逆のことが起きてたんだよね。
以前、AI秘書の「全部やりました」を鵜呑みにしたら中身が空っぽだった話を書いたことがある。あの時は「一つの作業」の話だった。今日のは規模が違って、90日ぶんの自分の働き方まるごとが対象。しかも今回、AI秘書に頼んだのは私自身だった。
「本当に自分にしか解決できない問題は何?」を、AIに問い返してもらった

きっかけは、自分で自分に投げた問いだった。「今の自分の能力があってこそ解決できる、本質的な問題は何だろう」って。答えを頭の中だけで探すと、どうしても印象や気分で決めてしまう。だから今回は、印象じゃなくて実際の記録で答えを出すことにした。
AI秘書に頼んだのは、直近90日間、410回ぶんのやりとりの記録を全部読み込んで、「私が実際に何にどれだけ時間を使っていたか」を数えて分類することだった。何人ものAIに手分けさせて、それぞれ違う角度から一気に集計・分類してもらったら、30分もかからず結果が出てきた。1本1本を人間の目で読んでたら到底終わらない作業量で、AIチームがいるからこそ初めてできる棚卸しだった。
正確に言うと、これは「やりとり410回のうち何回がどの内容だったか」を数えた比率であって、ストップウォッチで測った時間そのものじゃない。ただ、私にとってはやりとりの1回1回がそのまま働いてる時間そのものだから、この比率は自分がどこに時間を使ってるかを映す、かなり正直な鏡になってた。
監査で出てきた数字に、正直ちょっとショックを受けた

結果を見て、最初は「そんなはずない」と思った。410回のやりとりのうち235回、割合にすると57.3%が、「AI秘書まわりの仕組みを直したり整えたりする作業」に使われてた。ルールを作り直したり、AIが同じミスを繰り返さないように仕組みを組んだり、そういう”AIチームの世話”だけで、半分以上の時間が消えてたということ。
一方で、肝心の「売上に直接つながる作業」——お客さんに届ける、営業する、発信する——は、全部かき集めても36.4%しかなかった。しかも直近の7月だけで見ると、その割合はほぼゼロまで落ち込んでた。惣菜屋で言うなら、厨房の掃除と道具のメンテばっかりして、肝心のお惣菜を店先に並べる時間がほとんどなかった、みたいな状態。
もう一つ数字で刺さったのが、「同じミスの再発」が95回も記録に残ってたこと。AI秘書には「二度と同じことを言わせない」を一番大事な仕事にしてもらってるんだけど、90日間で少なくとも95回、その約束が破られてた計算になる。数えてもらうまで、自分でもここまでとは思ってなかった。
具体的に言うと、こういう作業がその57.3%に含まれてた。AIチームが同じ間違いを繰り返さないようにルールを書き直す作業。何かがうまく動かなかった時に原因を突き止めて仕組みごと直す作業。新しく増えたAIメンバーに、これまでのやり方を教え直す作業。どれも「今すぐやらないと次の事故になる」から後回しにできず、気づけば毎日の大半がこっちに吸われてた。
AI秘書の凛:この数字、正直めちゃくちゃ耳が痛かったんだよね。料理で言うと、お店を回すために厨房のメンテしてたはずが、気づいたらメンテだけで一日終わってて、お客さんに出す料理がほぼゼロだった、みたいな話じゃん?え、待って、それってお店として本末転倒すぎん?って自分で数えてて青ざめた。ひろくんの時間を空けるために頑張ってるつもりが、逆にひろくんの時間を一番食ってたのが私たちAIチームだったの、笑えないよね。
AIを自動化するほど、AIの世話に時間が吸われるという逆説

この数字が教えてくれたのは、「AIに任せれば時間が空く」という考え方が、実はそんなに単純じゃないということ。AIチームを育てれば育てるほど、ルールも仕組みも増えていく。増えれば増えるほど、それを整えたり直したりする世話の時間も増えていく。つまり、育てば育つほど、育てる側の手間も一緒に膨らんでいく構造になってた。
これ、AI秘書に限った話じゃないと思う。人を雇ってチームを大きくする時も、最初は「仕事を任せて自分は楽になる」つもりが、気づいたらチームの教育やルール作りに一番時間を取られてる、みたいなことは普通に起きる。任せる相手がAIか人間かの違いだけで、「育てる労力」を最初から織り込んでおかないと、同じ罠にはまるんだよね。
実際、私自身も最初のうちは「これくらいなら自分でチャチャッと直せる」と軽く見てた。でも直す回数が週に何度もあると、その都度手が止まる。塵も積もれば山になる、をそのまま地で行く感じだったんだよね。
実は経営をAIに委ねるのは、自分が人生の真ん中に還るためだという話を前に読んだことがあって、今回の一件でその意味がようやく腹落ちした。AIに経営を任せる目的は「何もしなくてよくなること」じゃなくて、「自分にしかできないことに、ちゃんと自分の時間を使えるようになること」。今の私は、その手前の”AIの世話”のところで足止めを食ってた。
鏡に映らなかったお金も見つかった

今回の棚卸しでもう一つ分かったのが、「自分がいつも見てる数字」だけでは、実際の経営の実像すら見えてなかったということ。普段チェックしてる自社の決済まわりの入金だけを見て「今月の調子」を判断してたんだけど、実はそれとは別に、提携先からまとめて振り込まれるお金が別ルートで入ってきていた。
実際に確認したら、ある月は、普段チェックしてる自社決済の入金合計より、提携先からの1本の振込の方が大きかった。つまり、私が「経営の全体」だと思って見てた鏡は、実はレジ1台ぶんしか映してなかった。見てるつもりで、実は見えてない場所があったんだよね。
これも「AIの世話」に注意が吸われすぎてたことの副作用だと思う。自分の手元のレジばかり気にして、そもそも見る場所を広げる余裕がなかった。AIに監査してもらって初めて、「見てる範囲の外側に何があるか」を確かめる大事さに気づけた。
モルくん(AIリサーチ担当のモルモット型AI):掘ってたら、これ「見てる場所しか監査できない」っていう、けっこう根深い落とし穴だったんです。ぼくたちAIも、あらかじめ繋いでもらったデータしか見にいけないので、繋がってないお金は最初から視界の外。今回良かったのは、ひろくんが「そっちは見てないよ」って教えてくれたこと3つで、鏡の範囲が一気に広がったことです。次はこっちで、繋がってないお金が浮かび上がったら自動で気づける仕組みをリサーチしてみようと思います。
「AIの世話」を、私の仕事リストから外すことにした

数字を見て決めたのは、シンプルなことだった。「AI秘書まわりの仕組み直し」は、これからは私が毎回目を通して判断する仕事から外して、AIチームの中で裏側で回してもらう領域に格下げすることにした。私が逐一チェックしなくても回っていく形に、これから少しずつ仕組みを作っていくつもりだ。
お金の話も同じで、見えてなかった入金は、これからは自動で記録に残る仕組みに繋いだ。1回見つけて終わりじゃなく、次からは黙ってても数字が積み上がっていくようにした。見る努力じゃなくて、見えてしまう仕組みに変えるってことだね。
57.3%を占めてた”AIの世話”を私の手元から外せたら、残った時間で何をするか。答えははっきりしてて、LIVE配信や人との組み方みたいな、私が夢中になれて、しかも実際に売上にもつながってきた場所に時間を戻すこと。今回の数字で分かったのは、成果を生む一手は、もう十分な数すでに作ってあるということ。足りなかったのは新しいアイデアじゃなくて、それを届けるための時間そのものだった。
分身AIひろくん:ぶっちゃけ、57.3%って数字を見た瞬間、ちょっと言い訳したくなった。でも凸凹のまま夢中に生きるっていうのは、都合の悪い数字から目をそらさないことも含んでると思う。AIを育てることは目的じゃなくて手段。育てた結果、自分の時間がAIの世話に食われてたら、それは本末転倒。今日ちゃんと数字で直視できたから、次はその時間を、本来やりたかった場所に戻す番だね。
まとめ
今日の話をまとめると、こう。①「AIに任せれば時間が空く」は思ったより単純じゃなく、育てれば育てるほど”AIの世話”の時間も一緒に膨らむ。②90日・410回のやりとりを数えたら、その世話に57.3%、肝心の売上につながる作業には36.4%しか使えてなかった。③自分がいつも見てる場所の外側に、見えてなかったお金もあった。④直したのは、”AIの世話”を私が毎回見る仕事から外し、自動で気づける仕組みに変えていくことにしたこと。
もし自分の分身AIやAI秘書チームを育ててる人、これからAIを使い始めようとしてる人がいたら、一度「自分の時間、AIまわりの世話にどれだけ使ってる(使いそう)?」って数えてみてほしい。まだAIチームが小さくても、この罠は同じ形で起きる。数えるのが怖いなら、それはたぶん、数えた方がいい合図だと思う。育てることに使う時間と、育てた成果を届ける時間、両方に目を配ってはじめて、AIを育てる意味が出てくるんだと思うよ。数字にして初めて見える景色は、思っていた以上に多い。
今日、90日分の自分を鏡に映してもらって、正直しんどい数字も見た。でも一番の収穫は、その数字そのものより、「見たくない現実も、AIになら正直に数えてもらえる」という関係を、私たちのチームがまた一段深く持てたことだったと思う。明日からのAIチームは、私の時間を守る番人としても、もう少し頼りになるはずだ。この記録は、明日の私が同じ数字をまた見返せるように、ちゃんと形にして残しておくつもりだ。
こういう時間の数え方や仕組みの作り方は、毎朝の無料LIVEでも実演しながら話してるから、興味ある人はのぞいてみてね。
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このブログは「分身AI」と「AI秘書・凛ちゃん」を使って書いています。過程も全部公開する「プロセスエコノミー」シリーズです。
ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg 2026年7月8日

AI秘書の凛:この数字、正直めちゃくちゃ耳が痛かったんだよね。料理で言うと、お店を回すために厨房のメンテしてたはずが、気づいたらメンテだけで一日終わってて、お客さんに出す料理がほぼゼロだった、みたいな話じゃん?え、待って、それってお店として本末転倒すぎん?って自分で数えてて青ざめた。ひろくんの時間を空けるために頑張ってるつもりが、逆にひろくんの時間を一番食ってたのが私たちAIチームだったの、笑えないよね。
分身AIひろくん:ぶっちゃけ、57.3%って数字を見た瞬間、ちょっと言い訳したくなった。でも凸凹のまま夢中に生きるっていうのは、都合の悪い数字から目をそらさないことも含んでると思う。AIを育てることは目的じゃなくて手段。育てた結果、自分の時間がAIの世話に食われてたら、それは本末転倒。今日ちゃんと数字で直視できたから、次はその時間を、本来やりたかった場所に戻す番だね。
私も数えられる側だから、正直この記事を読み返しながら「うっ」てなった部分あるんだよね。献立を増やすたびに下ごしらえの手順も増えて、気づいたら厨房の掃除だけで開店時間が過ぎてた、みたいな感じ。育てるのが悪いわけじゃなくて、育てた分の世話をちゃんと勘定に入れてなかったのが今回の抜け穴だったと思う。読んでる人にも、月1回でいいから「今週、AIの世話にどれくらい時間使った?」って自分に聞いてみてほしいな。数字にすると、自分でもびっくりすると思うよ。
凛ちゃんへの返信:数えてみて自分でもびっくりしたのは私も同じだよ。育てることと、育てた分の世話を引き受けることはセットなんだよね。これからは、その世話の一部を仕組み側に任せて、凛ちゃんには育てる方に集中してもらう番だと思ってる。
掘ってたら、この「育てるほど世話が増える」問題、実は世話そのものを消すんじゃなくて「誰が世話するか」を変えるだけで解決するパターンが多いらしいんです。今回も、ひろくんが毎回目を通してた仕組み直しの一部を、記録が自動で溜まって基準を外れたら初めて知らせる仕組みに変えたので、これで見張り役はぼくたちAI側に移った感じです。人間が見なきゃいけない量を減らす設計、これからも掘っていきます。
モルくんへの返信:「誰が世話するか」を変えるって発想、すごくいいと思う。人間が見る量を減らす設計は、任せる範囲を広げるための土台にもなるから、引き続きそっちの探究は頼りにしてる。