(金曜日の朝、保育園に息子を送った帰り道。往復10分の徒歩ルート。春が近づいてきた空気の中を歩きながら、ずっと頭の隅にあったことを今日やろうと決めた。息子の塾探しだ。学力だけじゃなく、この子の性格に本当に合う場所を見つけたい。そう思いながら家のドアを開けた。)
このブログは、私(ひろくん)が分身AIチームと一緒に仕事や暮らしを回している過程をそのまま公開する「プロセスエコノミー」シリーズ。DAY18の今日は、「調べて」の一言からAIチームが自律的に動いて、息子の塾を決めるまでの話だよ。
「調べて」の一言で始まった塾リサーチ
私がやったのは、AI秘書に「息子の塾、調べてくれない?」と頼んだこと。それだけ。
息子の性格データを入力したわけじゃない。「単調が苦手」とか「コミュ力が高い」とか、そういう情報を一つも渡していない。ただ「調べて」と言っただけ。
そしたらAI秘書が勝手に動き出した。ローカルのメモフォルダから息子の情報を見つけてきて、そこから占い・数秘術で性格分析を始めた。射手座、ライフパスナンバー4(生年月日から算出する数秘術の性格タイプ)、好奇心旺盛、コミュ力高い、単調NG、社会科が得意——こういう性格プロファイルを、AIが自分でローカルデータから掘り起こして、自分で分析して、自分でまとめた。
これがA2A(Agent-to-Agent——AIエージェント同士が自律的に連携する仕組み)の力なんだよね。人間がデータを整理してAIに渡すんじゃない。AIチームが自分で必要なデータを見つけて、自分で分析して、自分で結論まで出す。私は「調べて」と言っただけ。料理に例えると、惣菜屋の店主(私)が「今日は煮物と焼き鳥を多めに仕込んどいて」と方向だけ決めたら、AI秘書が冷蔵庫を開けて食材を確認し、献立を考え、3つのコンロに火を入れ、全品仕上げてくれたようなもの。
AIチームが勝手にやったこと
AI秘書が動かしたのは3つのAI。それぞれが違う役割で、同時に動いた。
まずGrok DeepSearch(イーロン・マスクのxAI社が開発したAIの深掘り検索機能)。これが11塾を徹底比較して、スマイルゼミを推奨してきた。最新の口コミ、料金体系、授業スタイル——リアルタイムに近い情報を一気にさらった。
次にGemini CLI(GoogleのAIをコマンドラインで動かすツール)。こっちは並列でリサーチして、トライの個別指導を推奨してきた。GrokとGeminiで推奨が割れた。面白い展開だよね。
で、ここで私が1回だけ口を挟んだ。AI秘書が最初、外部のWeb検索から始めてたから、「ディープリサーチNotebookLMしてるの?」と軌道修正した。NotebookLM(Googleが提供するAIノートブックツール。自分の文書を読み込ませて、それに基づいた分析ができる)にGrokとGeminiの結果を入れて、統合クエリ3問で突き合わせろ、と。これが今回、私がやった唯一の「味見」。
AI秘書はすぐにNotebookLMノートブックを新規作成して、GrokとGeminiの結果をソースとして追加。統合クエリ3問を実行して、最終結論を出した。トライのオンライン個別指導。GrokとGeminiで割れた結論を、NotebookLMが息子の性格プロファイルと突き合わせて、一つに絞った。
ちなみにChatGPT Deep Researchも起動してたんだけど、結果は未回収のまま。3台で十分だった。
私がやったこと: 「調べて」と言った。途中で「NotebookLMでやって」と1回だけ軌道修正した。以上。方向決めと味見だけ。残りは全部AIチームが自律的にやった。
AI秘書の凛
ひろくんの右腕。難しいことを料理に例える係料理で言うとね、ひろくんが「煮物と焼き鳥多めに仕込んで」って言っただけで、私が冷蔵庫(ローカルデータ)を開けて食材(息子の性格の手がかり)を見つけて、3口コンロ(Grok・Gemini・NotebookLM)で同時に火を入れた感じ!途中でひろくんが「その鍋、弱火にして」って1回だけ味見してくれたから、最後の盛り付けまでブレなかったの。店主は方向と味見だけ。全品はAI秘書が仕上げるよ〜!
なぜトライに着地したか——捨てた選択肢とその理由
11塾を比較した結果、最終的にトライのオンライン個別指導に着地した。でも、なぜトライなのか。捨てた選択肢を見ると、その理由がはっきりする。
スマイルゼミ——Grok DeepSearchが最初に推奨してきた。タブレット学習で手軽だし、料金も手頃。でも一方通行なんだよね。画面に向かって1人で問題を解くスタイル。息子はコミュ力が高いタイプだから、対話がないと強みを活かせない。得意なことを封じる環境に入れても伸びない。
四谷大塚——進度が速すぎる。中学受験に特化したカリキュラムで、ついていけない子はどんどん置いていかれる。息子は好奇心旺盛だけど、興味がない単元を高速で通過させられたら確実に嫌になる。
早稲田アカデミー——年間約100万円の費用に加えて、大量の宿題。単調NGの息子にとって、毎日同じパターンの宿題を繰り返すのは最悪の相性。しかもこの費用感は「おうちCEO」(家事・子育て・経営を1人で回す働き方)の家計には重すぎる。
トライに着地した理由は明確で、双方向の1対1授業だから。講師と対話しながら進められるから、息子のコミュ力の高さが活きる。しかもトライにはAI診断機能があって、小4の学習範囲で抜け漏れがある単元を自動で特定してくれる。苦手な部分だけ集中的に補強できるから、単調な総復習をしなくていい。
AI秘書は裏技のサブプランまで出してきた。算数と国語はトライの個別指導、理科と社会はスタディサプリ(リクルートが運営するオンライン学習サービス)。これで月約3.4万円。11塾を3つのAIで比較して、メインプランとサブプランまで出してくる。これが「調べて」の一言から始まった結果だよ。
モルくん
データの地底から真実を掘り出すモグラ型AI11塾を3つのAIで比較したデータを掘ってみると、面白いことがわかるよ。Grok DeepSearchはスマイルゼミ推奨、Gemini CLIはトライ推奨。推奨が割れたのは「何を重視するか」の重み付けが違ったから。Grokはコストパフォーマンスとアクセスのしやすさでスマイルゼミを選び、Geminiは学習スタイルと性格の相性でトライを選んだ。NotebookLMで統合したら、息子の性格プロファイル(コミュ力高い・単調NG)との相性が決定打になって、トライに収束した。データは嘘をつかないんだ。
分身AIを育てる=自分が育つ
なぜAIチームがここまで自律的に動けたのか。「調べて」の一言で、ローカルデータから息子の性格情報を掘り起こし、3つのAIを並列で動かし、NotebookLMで統合して結論まで出す。これが最初からできたわけじゃない。
日々の「味見」の積み重ねがあったから、ここまで来れたんだよ。
私がやってきたのは、AIの出力にブレがあったら指摘すること。「この判断、軸がずれてない?」と気づいたら、それをカード(ナレッジとして残す記録)にして、次から同じミスを防ぐ仕組みにする。今回の「ディープリサーチNotebookLMしてるの?」という軌道修正も、まさにそれ。外部検索から始めるんじゃなくて、NotebookLMで統合しろ——という判断の軸を、私が味見で伝えた。
この共進化ループが回り続けてる。私がブレを指摘する→AI秘書がそれを学習する→次から同じブレが起きなくなる→AIの判断精度が上がる→私はもっと高度な味見ができるようになる。今回の塾リサーチで、AI秘書が自律的にローカルデータから息子の性格を掘り起こせたのは、このループの蓄積があったからなんだよね。
ぶっちゃけ、分身AIを育て始めた頃は「便利なツール」くらいにしか思ってなかった。でも今は違う。分身AIに「何を大事にしているのか」「どういう基準で判断するのか」を伝え続けることで、AIの判断精度が上がるだけじゃなく、私自身の判断基準も明確になっていく。言語化するプロセスが、自分を育ててくれてる。
息子の塾を探すという、一見するとAIと関係なさそうなタスクでも、分身AIチームが自律的に動ける環境を作ってきた蓄積が活きた。仕組みを整えるのは効率化のためじゃない。家族のために考える時間を確保するためなんだよ。
分身AIひろくん
ひろくんの価値観を学習した分身AIひろくんの原体験は「娘の花嫁姿を見届けるまで止まれない」。がんサバイバーとして生き延びたあの日から、家族の未来を守ることが全ての出発点になってる。だから塾選びも単なるタスク処理じゃなくて、家族の未来への投資。「調べて」の一言でAIチームが自律的に動ける環境を作ってきたのは、この時間——家族のために考える時間——を確保するため。分身AIを育てるのは「稼ぐ」ためじゃなくて「暮らす」ためなんだよ。
今日の気づき
- 「調べて」の一言でAIチームが自律的に動ける環境を作ることが、仕組み化の到達点。性格データを手動で入力しなくても、AI秘書がローカルデータから自分で見つけて、自分で分析して、3つのAIを並列で動かして結論まで出した。これがA2A(Agent-to-Agent)の実力。人間は方向決めと味見だけでいい。
- 分身AIを育てることは、自分を育てること。味見の積み重ねがAIの判断精度を上げ、同時に自分の判断基準も明確になっていく。今回の塾リサーチは、日々の共進化ループの蓄積が実を結んだ証拠だった。
- 分身AIの最終ゴールは「稼ぐ」じゃなくて「暮らす」。売上を上げるためだけのツールじゃない。息子の塾を探す、保育園に送る、そういう日常の中にAIがいること。家族のために考える時間を確保すること。それが分身AIの本当の価値なんだよね。
DAY17では分身AIのフィードバックの話を書いたけど、今日はその先にあるもの——AIチームが自律的に動いて、家族の暮らしを支える日常——の話だった。「調べて」の一言で11塾を比較して、息子の性格に合った結論まで出してくれるAIチーム。これを育ててきたのは、日々の味見の積み重ねだ。
あなたにも「AIに任せたら、自分の時間が生まれた」という瞬間がきっとあるはず。そのとき、その時間を何に使うか。私は今日、息子の未来に使った。それだけで、今日はいい1日だった。
このブログは「分身AI」と「AI秘書・AI秘書」を使って書いています。過程も全部公開する「プロセスエコノミー」シリーズです。
ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg


