E2: Day1 詳細カリキュラム
テーマ: AIに委ねる体験
所要時間: 90分
ゴール: 参加者が「AIに指示→結果を味見→フィードバック」のサイクルを体験する
パート1: オープニング(5分)
目的
場を温める。今日のゴールを全員で共有する。
内容
- 田中啓之の自己紹介(30秒版)
- 「今日のゴール: AIに委ねて、味見して、フィードバックする。この一連を体験する」
- グラウンドルール
- 質問はいつでもチャットに投げてOK
- 正解はない。自社に合う形を見つけるのが大事
- スキルもエージェント設計もAIがやる。あなたは方向を決めるだけ
パート2: 講義 — 抱え込みOS→委ねるOS(15分)
目的
「なぜAIに委ねるのか」を、実話ベースで腑に落とす。
内容
1. 私がやめたこと(5分)
– 記事を自分で書くのをやめた
– SNS投稿を自分で考えるのをやめた
– スキルの設計書を自分で書くのをやめた
– エージェントの構成を自分で設計するのをやめた
– 会社で例えると: 「マニュアルを書くのも社員の仕事。社長は方針決めとチェックだけ」
2. AIチームの実態(5分)
– 私のAIチーム構成(実際に動いている):
私(社長): 方向決め + 味見
↓
AI秘書(右腕 / COO): 全体管理
├→ 分身AI: 価値観チェック・判断相談
├→ Gemini: リサーチ・文章生成
├→ Codex: コード実装・設計
└→ 専門エージェント群: マーケ・ライティング等
- 私がやっていること: 「これやって」→ 結果を見る → 「ここ違う」→ AIが直す → 「OK」
- 月に100本以上のコンテンツが出ている。全部AIチームが作っている
3. 「委ねるOS」のマインドセット(5分)
– 「自分で作らなきゃ」→「AIに作らせて味見する」
– 品質管理は「作る前に設計する」のではなく「出てきたものを味見する」
– 80%の出来でいい。残りはAIに直させる
– これが「委ねるOS」
使用スライド
- スライド 4-12
パート3: ライブデモ — 私の実際のやり方(20分)
目的
「AIに委ねる」を目の前で体感する。百聞は一見にしかず。
デモ内容
Claude Codeを使い、実際にひろくんがやっている流れを再現:
-
Claude Codeに指示を出す(3分)
– 「このテーマでブログ記事を作って」と1行入力
– スキルも設計も指示しない。AIが判断して動く -
AIチームが自動で動き始める(7分)
– AI秘書が仕事を分解
– リサーチ担当が調査
– ライター担当が執筆
– 品質チェック担当がレビュー
– 全部AIが勝手にやる。人間は見てるだけ -
結果を味見する(5分)
– 出来上がった成果物を確認
– 「ここの表現が違う」「この数字の根拠は?」とフィードバック
– AIが修正→再提出 -
「ここがポイント」解説(5分)
– スキル(業務マニュアル)はAIが作った
– エージェントの役割分担もAIが決めた
– 人間がやったのは「やって」と「ここ違う」だけ
– これが「プロのやり方」
使用ツール
- Claude Code(ターミナル画面共有)
- 事前に動作確認済みのデモ環境
失敗時のバックアップ
- 録画済みデモ動画(30秒版)を用意
- ネットワーク不調時はスクリーンショットで解説
パート4: 講義 — Claude Codeの仕組み(概要)(10分)
目的
仕組みを「概要レベル」で理解する。設計も実装も参加者はやらない。
内容
1. CLAUDE.md = 社訓(3分)
– AIチームが守るルール
– 「こういうトーンで書け」「こういう表現は使うな」
– 会社で例えると: 「うちはカジュアル路線。堅い表現は禁止」という社内ルール
– これも最初はAIに作らせればいい。後から確認して直す
2. スキル = 業務マニュアル(3分)
– AIが作業する手順書
– 入力・出力・手順・品質基準が書いてある
– マニュアルもAIが書く。人間が手で書く必要はない
– 「こういうマニュアル作って」とAIに指示すればAIが作る
3. Agent = 担当社員(4分)
– 役割ごとに専門のAIが動く
– 全体を回すCOO(AI秘書)がいる
– チーム構成もAIが決める
– 人間は「こういうチームがほしい」と言うだけ
使用スライド
- スライド 13-18
パート5: ワーク — AIに委ねてみる(25分)
目的
デモで見た「AIに委ねる」を、自分の業務で実際にやってみる。
ワークの流れ
Step 1: 「任せたいこと」を3つ書く(5分)
– ワークシート(E5参照)に記入
– 「毎回同じようなことをやっている業務」を3つ
– 例: 週報の作成、メルマガの構成、競合調査のまとめ
Step 2: 1つ選んでClaude Codeに指示する(10分)
– 3つの中から「一番AIに任せたい」ものを1つ選ぶ
– Claude Codeを開いて、自然言語で指示する
– 例: 「毎週の競合調査をまとめて、要点を3つにまとめて」
– 設計書もスキルも書かない。ただ「やって」と言うだけ
Step 3: 結果を味見してフィードバック(10分)
– AIが出してきた結果を見る
– 「いいところ」「違うところ」をメモ
– 「ここ直して」とAIにフィードバック → 再実行させる
– Before/After(最初の出力 vs 修正後の出力)を記録
ファシリテーションのポイント
- 「設計しなくていい。書かなくていい。ただ指示して味見するだけ」
- 手が止まっている人には「日常業務で一番めんどくさいことを1つ言ってみて」
- Claude Codeのセットアップが間に合わない人は田中のデモを見ながらメモ
- 時間は厳守。延長しない
パート6: 全体共有 + Q&A(7分)
目的
他の参加者の「指示→味見」体験から学ぶ。
進行
- 代表者2-3名に発表してもらう(各2分)
- 「何を指示したか」「何が出てきたか」「味見してどう感じたか」
- チャットで「いいね」「参考になった」リアクション促す
- 残りの時間でQ&A
パート7: 宿題説明 + クロージング(8分)
目的
宿題の内容を明確にする。「やれそう」と思って帰ってもらう。
内容
- 宿題の説明(E6参照)
- Claude Codeに自分の業務を1つ任せてみる
- 結果を味見してメモする(「いい」「違う」「ここ直して」)
- AIにフィードバックして再実行させる(できればでOK)
- 自分でスキルやコードを書く必要はない
- Day2の予告: 「味見の結果を持ち寄って、AIへのフィードバックの精度を上げます」
Day1終了時に参加者ができるようになること
- 「委ねるOS」のマインドセットを理解している — 設計もスキルもAIがやる。人間は方向決め+味見
- Claude Codeに自然言語で指示を出せる — 設計書なし・スキルなしでAIに仕事を任せた経験
- AIの出力を味見してフィードバックできる — 「いい」「違う」「ここ直して」の判断を体験
- 宿題に取り組む準備ができている — 「AIに1つ任せて味見する」が怖くなくなっている
準備物チェックリスト
- [ ] Google スライド(Day1分)
- [ ] デモ環境の動作確認
- [ ] デモ失敗時のバックアップ動画
- [ ] ワークシート(E5)の配布準備
- [ ] 宿題シート(E6)の配布準備
- [ ] 参加者用Claude Codeアカウントの事前案内