Process Economy シリーズ 第5弾
「あなたは戦略の天才です」と「あなたは創造が苦手です」を同時に言われた

先日、2つの才能診断を受けたんだよね。
CliftonStrengths(ストレングスファインダー)とウェルスダイナミクス。
どちらも有名な診断で、「自分の強みを知ろう」という趣旨は同じ。
で、結果が返ってきた。
CliftonStrengthsの方は、こう言ってきた。
「あなたのTop 5のうち3つが”戦略的思考”。アイデアの天才、未来を見通す力、戦略を描く力。圧倒的に思考の人です」
おお、なんかすごそう。嬉しいね 😊
で、同じ日にウェルスダイナミクスの結果も届いた。
「あなたはトレーダータイプ。五感で判断する実務の人。ゼロからの創造は苦手で、近視眼的になりやすい」
……ん?
ちょっと待って。
片方は「アイデアの天才」って言ってるのに、もう片方は「ゼロからの創造が苦手」って言ってる。
これ、真逆じゃない?
正直、最初は混乱した。
「どっちが本当の自分なの?」って。
2つの診断は「違うもの」を測っていた

でもね、よくよく読み込んでいくと、謎が解けた。
CliftonStrengthsは「ポテンシャル(持っている才能)」を測っている。
つまり、「あなたの中にはこういう才能の種がありますよ」という話。
ウェルスダイナミクスは「行動パターン(実際にどう動いているか)」を測っている。
つまり、「あなたは普段こういう動き方をしていますよ」という話。
この2つは、全然別物だったんだよね。
クロスで見ると、こんな感じ。
| テーマ | 才能(持ってる力) | 行動パターン(普段の動き方) | じゃあ真実は? |
|---|---|---|---|
| 創造力 | Ideation 2位(アイデアの天才) | 「ゼロからの創造が苦手」 | アイデアは湧く。でも形にするフォロースルーが弱い |
| 全体像 | Strategic 4位 + Futuristic 3位 | 「近視眼的、全体像を見失う」 | ビジョンは見える。でも現場に没入すると見失う |
| 実行力 | Executing領域は1つだけ | 「マルチタスクの実務能力」 | 配置は上手い。でも自分で全部やろうとしてボトルネックになる |
矛盾じゃなかった。
「持っているもの」と「使えているもの」のギャップだった。
これ、めちゃくちゃ大事な気づきだったんだ。
料理で言うと「最高の食材があるのに、仕込みばかりしてる」状態

わかりやすく料理で例えるね 🔥
CliftonStrengthsが言っているのは、こういうこと。
「あなたの冷蔵庫には、A5ランクの和牛と、築地直送のマグロと、朝採れの有機野菜が入っていますよ」
最高の食材が揃っている。才能としてのポテンシャルは抜群。
一方、ウェルスダイナミクスが言っているのは、こういうこと。
「でも、あなたは厨房に立つと仕込みばかりしていて、料理を出すのが遅いですよ。しかも他の人のポジションまで自分でやろうとしちゃいますよ」
つまり、本来は「シェフ(戦略・ビジョンを描く人)」なのに、「キッチンスタッフ(実務・対応を全部やる人)」をやってしまっている。
これ、私の人生そのものだった。
実家の惣菜屋「山口屋」で育ったから、現場に入るのが染み付いてるんだよね。
お客さんが来たら自分で対応。仕込みが遅れたら自分で巻く。洗い場が溜まったら自分で片付ける。
全部自分でやる。それが美学だと思ってた。
でもその結果が、134kgの体重と、がんだったんだよね。
「癌」という漢字は「やまいだれ」に「品の山」。
一人で品物の山を抱え込んだ結果が、身体に出た。
最高の食材(才能)を持っているのに、仕込み(実務)ばかりして、お客さんに料理(価値)を届けられていなかった。
これが「抱え込みOS」の正体だった。
この「矛盾」が分身AIチームの設計図になった

ここからが面白いところ。
この2つの診断結果の「ギャップ」を、そのままAIチームの設計に使ったんだ。
発想はシンプル。
「自分の才能が発揮できていない部分(凹)を、AIに埋めてもらう」
CliftonStrengthsの私のTop 5を見ると、こうなっている。
- Maximizer(最上志向)– 良いものをさらに良くする
- Ideation(着想)– アイデアがどんどん湧く
- Futuristic(未来志向)– 未来のビジョンが見える
- Strategic(戦略性)– 最適な道筋を見つける
- Positivity(ポジティブ)– 人を元気にする
5つのうち3つが「戦略的思考」。
で、Executing(実行)領域はTop 10に1つだけ。Arranger(アレンジ)が9位。
つまり、才能的には「考える・描く・ひらめく」に全振りしている。
でもウェルスダイナミクスのトレーダーは「五感で判断する実務の人」。
引き受けすぎて、近視眼的になって、全体像を見失う。
才能は「ビジョンを描く人」なのに、行動は「現場で手を動かす人」になっている。
このギャップを埋めるのが、AIチームの仕事なんだと気づいた。
で、そのギャップを見ながら、AIチームをこう組んだ。
| 私の弱み(行動パターン) | 補完するAI・仕組み |
|---|---|
| アイデアは湧くけど形にできない | Gemini(文章生成)+ Genspark(画像生成)がフォロースルーを担当 |
| ビジョンはあるけど長期戦略が不得意 | 分身AIひろくん(価値観ベースの判断)+ 凛(ブレーキチェック)が軌道修正 |
| 現場に没入して全体像を見失う | AGI Cockpit(タスク俯瞰)+ 秘書日記(凸凹分析)が俯瞰を保つ |
| つい全部引き受けちゃう | 凛の「強火すぎ!中火に落とそ」機能で温度調整 |
恥ずかしいぐらいそのまま「自分の弱点一覧」をチームの設計図にしちゃったんだけどね(笑)
面白いでしょ?
自分の「矛盾」がそのまま、チームの設計図になったんだよ。
凸凹ありのままでいい。
その凸凹が、AIとパズルのように組み合わさる。
これ、私がずっと言ってきた「凸凹がパズルのように組み合わさる」の、まさにリアルな実践だったんだ。
「抱え込みOS」から「委ねるOS」への科学的な裏付け

もう一つ、ウェルスダイナミクスには「ウェルススペクトル」という段階がある。
今の私のレベルは「黄色」。
黄色っていうのは、「自力で稼ぐ力はあるけど、自分が止まると全部止まる」段階。
まさに「抱え込みOS」そのものだよね。
次の「緑」に行くには、「一人でフルコースを作るのをやめて、厨房のポジション分けをする」 ことが必要。
これ、私がこの数ヶ月やってきた「委ねるOS」への書き換えと、完全に一致していた。
才能診断が科学的に裏付けてくれたんだよね。
「あなたは本来シェフなんだから、シェフの仕事をしなさい」って。
シェフの仕事は、味の最終チェックと、メニューの方向性を決めること。
仕込みも、焼きも、盛り付けも、洗い物も、全部チームに任せていい。
むしろ、任せないとチームが機能しない。
CliftonStrengthsの1位が「Maximizer(最上志向)」なのも面白い。
これは「良いものをさらに良くする」才能。
つまり、ゼロから作る才能じゃなくて、誰かが作ったものを最高にする才能なんだよね。
だからチームが先に80点のものを作って、私が100点に磨き上げる。
この流れが、才能的にも行動パターン的にも、一番フィットする形だったんだ ✨
矛盾は「設計図」だった

今日の話をまとめるね。
1. 2つの才能診断は「違うもの」を測っている
- CliftonStrengths = ポテンシャル(持っている才能)
- ウェルスダイナミクス = 行動パターン(実際の動き方)
- 「矛盾」に見えるものは、才能と行動のギャップ
2. ギャップ = 成長の余地
- アイデアは湧くけど形にできない → AIにフォロースルーを委ねる
- ビジョンはあるけど現場に没入する → 俯瞰の仕組みを作る
- 全部引き受けちゃう → 「中火に落とそ」のブレーキを入れる
3. 凸凹がそのまま、チームの設計図になる
- 自分の凹をAIの凸で埋める
- 自分の凸(戦略・ビジョン・磨き上げ)に集中する
- 「抱え込みOS → 委ねるOS」は才能診断が科学的に裏付けてくれた
正直に言うと、最初は2つの診断が真逆のことを言ってきて落ち込んだ。
「結局、自分って何なんだろう」って。
でも今は思う。
矛盾こそが、一番正直な自分の姿だった。
完璧な丸じゃなくていい。
凸凹ありのままの自分を、そのままAIチームの設計図にしたら、一番うまく回り始めた。
だから、もしあなたも才能診断で「え、真逆のこと言われたんだけど?」ってなったら。
落ち込まないでほしい。
その矛盾は、あなたの設計図だから。
矛盾したままでいい。凸凹のままで、一緒に実験していこうね 💪
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ひろくん(田中啓之)
分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg
2026年2月18日


