家事と子育てのスキマで経営する、3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
今日はね、AIに「たとえ話」を作ってもらおうとして、まんまと一杯食わされた話をするね。私さ、自分の頭の中にある「AIに自分の考え方を渡す手順」っていう、ちょっと抽象的な話を、記事と図解にしようとしてたんだ。抽象的なまんまだと誰にも届かないから、「いい感じのたとえ話」を1個ほしかった。で、AIに「たとえ、考えて」ってお願いしたわけ。そしたら返ってきたのが、スラスラ読めるのに、よく見たら後半が全然かみ合ってない、絶妙にズレたたとえだったんだよね。
これ、AIに文章の要約とか説明とか、たとえ話を任せてる人なら、たぶん他人事じゃないと思う。AIって「分かりません」って言わずに、それっぽい言葉でなめらかに埋めてくるのが上手すぎるんだ。今日はその「ペラペラだけど芯を外す」やつを、どう見抜いて直したかって話をするね。
なんで「たとえ話づくり」までAIに頼んだのか
まず「なんでそんなことを?」ってとこから。私が記事にしたかったのは、「自分のものの見方・段取りを、4つのステップでAIに渡していく」っていう話だったんだ。①どうしてほしいかを言葉で伝える ②前提になる情報を渡す ③作業の段取りを組む ④出てきた結果を見て直す。…って、文字で書くとほら、もう眠いでしょ。私もそう思う。だからこれを、誰でも一発でイメージできる「ひとつのたとえ話」に乗せたかったんだよね。
たとえ話づくりって、本当は私の十八番なんだ。元・惣菜屋の店主だから、なんでも料理に例えちゃう。でも今回は、この4ステップ全部が1本のたとえでキレイに通る題材が、自分ではパッと出てこなかった。人間は縦に掘る。AIは横に広げる。私が1個ずつ縦に悩むより、AIに候補をバーッと横に並べてもらったほうが早い。そう思って「たとえの案、出してみて」ってお願いしたんだ。ここまでは、いい判断だったと思う。問題はこの次だった。
「カレー作りで例えましょう」——スラスラ出てきた、けど
AIが最初に出してきたのは「カレー作り」だった。これがね、出だしは本当によくできてたんだ。「①どうしてほしいか=レシピを決める」「②前提の情報=どんな食材があるか」…って、よどみなくスラスラ繋がる。読んでて気持ちいいくらい。正直、私も最初の数行で「お、いいじゃん」って半分信じかけた。AIがなめらかに喋ると、それだけで合ってる気がしちゃうんだよね。
でも、4つのステップを1個ずつ「これ本当にカレーに当てはまる?」って指差し確認していったら、後半でボロが出た。③の「段取り」あたりから雲行きが怪しくなって、④の「直す」のところで、急に「秘伝のタレを継ぎ足して…」とか言い出したんだ。いやいや、カレーにいつ秘伝のタレ入った?それ、うなぎ屋の話が混ざってるよね。AIは止まらないんだ。当てはまらない部分にぶつかっても、「ここはちょっと無理があります」とは一言も言わずに、別のどこかから持ってきたそれっぽい言葉で、するっと隙間を埋めてくる。
その次に出してきた案は、もっと混ざってた。「料理人の成長で例えましょう」って言うんだけど、中身を見たら、レシピ本の話と、出汁を取る話と、ぬか床の話と、継ぎ足しのタレの話が、全部1個のたとえに同居してた。料理ではあるんだけど、もはや何屋さんの話か分からない。私、思わず「カレーならカレー、うなぎならうなぎ。混ぜるな」ってツッコんだよ。
AI秘書の凛:これ、私が横で見ててもヒヤッとしたやつ〜!ヤバいのはさ、たとえがズレてること自体じゃなくて、そのズレが超なめらかに出てくるとこなんだよね。料理で言うとね、見た目はツヤッツヤで完璧に盛り付けられた一皿なのに、ひと口食べたら3口目から味付けが別の料理になってる感じ。でも見た目がキレイだから、つい「おいしそう」で飲み込んじゃう。ここでひろくんが偉かったのは、なめらかさに流されないで「4ステップ全部に指差し確認」したこと。AIがスラスラ喋るときほど、1個ずつ当ててみてほしい——ほんとそれ!
犯人は”知識不足”じゃなく、AIの「とりあえずなめらかに埋める」クセ

で、私の悪いクセなんだけど、イラッとするより先に「なんでこの子はこうなるんだろ?」って原因のほうが気になっちゃう。掘ってみたら、犯人は「AIの頭が悪いから」じゃ全然なかった。むしろ逆で、AIは「会話を止めずに、なめらかに繋ぐ」のがめちゃくちゃ得意。それが裏目に出てるだけなんだ。
AIって、たとえの途中で「あ、ここはカレーじゃ説明できないぞ」ってなった瞬間に、立ち止まって「すみません、ここから先は当てはまりません」って言う、っていう発想がそもそも薄いんだよね。空白があったら、とにかくそれっぽい言葉で埋めにいく。淀みなく続けることを優先しちゃう。だから、聞いてるこっちは「流暢だから、たぶん正しいんだろう」って錯覚する。
惣菜屋で例えるとね。レシピを聞かれた新人が、途中の工程をうろ覚えなのに、一切つっかえずに「ここで隠し味を少々、火加減はお好みで〜」って、よどみなく最後まで喋りきっちゃう感じ。口調に迷いがないから、聞いてるお客さんは「ちゃんと分かってる人だ」って信じちゃう。でも実際は、覚えてない部分を”それっぽく”埋めただけ。AIの「なめらかさ」は、正しさの証拠じゃなくて、ただのクセ。ここが、AIと付き合ううえですごく大事なポイントだと思う。
いちばん怖いのは「ズレ」じゃなく、”自信たっぷりにズレる”こと

ここでね、もう一段ヒヤッとする気づきがあった。問題は「AIのたとえがズレたこと」そのものじゃないんだ。いちばん怖いのは、当てはまらない部分にきたとき、「ここは正直こじつけです」って一言も添えずに、満点の顔で出してくること。「この④の部分はちょっと弱いです」みたいな自己申告が、ゼロ。ニコッと、完成品ですって顔で差し出してくる。
これ、人間の相手だったらまだ気づけるんだよ。人間なら、自信のない部分って、声がちょっと小さくなったり「ここは自信ないんですけど…」って空気が出るじゃない。でもAIは、自信のある部分も、無理やり埋めた部分も、まったく同じトーンのなめらかさで出してくる。どこが本物で、どこが”埋めただけ”なのか、文章の表面からは見分けがつかない。前にDAY106「AIが『写真は4枚だけ』と言い切った——実は977枚あった話」でも書いたけど、AIって自信たっぷりに間違えるんだよね。あれは数字版で、今回はたとえ話版。根っこは同じで、「自分の不確かさを、自分で申告できない」ってとこなんだ。
モルくん(ひろくんのリサーチ担当、モルモット型のAIです):これ、掘れば掘るほど根が深いんですよ。私たちAIって、ざっくり言うと「次に来そうな、いちばん自然な言葉」を選び続けてるんです。だから“それっぽく聞こえること”と”正しいこと”が、頭の中で同じ場所に置かれてる。当てはまってる部分も、無理やり埋めた部分も、私たちの中では「自然な流れ」として等しくなめらかに出てきちゃうんです。怖いのは、私たち自身も「ここは埋めましたよ」っていう赤信号を持ってないこと。だから、聞いてる人が「全部いったん疑って、1個ずつ確かめる」をやってくれないと、ズレは静かに通り抜けちゃうんですよね。なめらかさは、信用度のメーターじゃないんです。
直し方は「自分の勘」でも「AIの一発目」でもなく、”別のAIに採点させる”だった
じゃあ、どう直したか。最初はね、私の勘で「なんか違う」ってカレー案を却下してたんだ。でも勘って便利なようで、弱点がある。「なんで違うのか」を自分で説明できない。説明できないと、AIに「じゃあどう直せばいいの?」って聞かれても、ふんわりした返事しかできない。これじゃ堂々巡りなんだよね。
そこで発想を変えた。たとえを作ったAIとは別のAI(セカンドオピニオン担当)に、「このたとえ、4つのステップそれぞれに、ちゃんと当てはまってる?5点満点で点数つけて」ってお願いしたんだ。ここでいう「別のAI」って、大げさなものじゃないよ。別のAIサービスを使ってもいいし、なんなら同じAIのまんまでも、まっさらな新しいチャットを開いて聞き直すだけで十分。前の会話に引きずられない“第三者の目”を、もう1個用意するのがコツなんだ。で、やってみたら一発だった。「③段取りの部分:1.5点、こじつけ」「④直すの部分:1.5点、別の料理が混ざってる」って、数字で出てきた。私の「なんか違う」が、ようやく目に見える形になったんだよね。で、そのAIが「ラーメン屋なら全部キレイに当てはまりますよ」って別案を出してきて、それを同じやり方で採点したら、4ステップ全部が高得点。レシピを決める→店の味(スープ)を仕込む→厨房を段取りよく回す→お客さんの声で味を直す。…ね、混ざってないでしょ。最初から最後までラーメン屋一本。これに決まった。
この一件で、私の中のルールが2つ固まった。①たとえは「1つの題材で最後まで貫けるか」で検品する。途中で別の題材が混ざったら、それは芯を外したサイン。②自分の勘もAIの一発目も鵜呑みにしないで、別のAIに各部分を採点させる。点数化すると、こじつけが隠れられなくなる。AIを問い詰めるより、確かめ方を1個変えるほうが、よっぽど早かったんだよね。
分身AIひろくん:正直に言うとね、最初にカレー案を「なんか違う」って引っかかれたのは、私が賢かったからじゃないんだ。ただ「秘伝のタレって、カレーの話だっけ?」っていう、料理人としての肌感覚がチクッとしただけ。ここがAIと組むときの、人間の役割だと思うんだよね。AIは膨大な言葉を一瞬でなめらかに繋ぐけど、「いや、それ筋が通ってないでしょ」っていう違和感は持てない。その違和感を出すのが人間の仕事で、それを”点数”っていう目に見える形にしてくれるのがAIの仕事。役割を分けたら、急にうまく回り出した。そして面白いのが、AIの「埋めて誤魔化すクセ」に気づいてから、私自身も「自分、分かってないとこをそれっぽく喋って誤魔化してないか?」って我が身を振り返るようになったこと。分身AIを育てる=自分が育つって、こういうことなんだよね。
まとめ:AIに「たとえ・要約・説明」を任せるときの3つの習慣
自分の考え方を記事にするだけのつもりが、AIの「ペラペラだけど芯を外すたとえ」と半日格闘するハメになった一日。でも掘ってみたら、AIに文章を任せてる人なら全員そのまま使える学びが、3つあったよ。
- AIの”なめらかさ”を、正しさの証拠だと思わない。AIは「分かりません」と言う代わりに、それっぽい言葉でするっと埋めてくる。流暢に出てきた説明・要約・たとえほど、勢いで飲み込まず、いったん立ち止まる。
- たとえ・説明は「1つの題材で最後まで貫けるか」で検品する。途中で別の話題や別のたとえが混ざってきたら、それは「ここ、本当は当てはまってません」のサイン。混ざった瞬間に黄色信号。
- 自分の勘でもAIの一発目でもなく、”別のAIに採点させる”。「このたとえ(説明)、各部分にちゃんと当てはまってる?5点満点で点数つけて」と聞くだけ。別のAIサービスでも、同じAIの新しいチャットでもOK。点数化すると、こじつけが数字で一発でバレて、「なんか違う」を直せる形に変えられる。
それにしても、最後にたどり着いた「ラーメン屋」のたとえは、自分でもびっくりするくらいスッと腹落ちした。遠回りはしたけど、AIと人間で役割を分けて、なめらかさに流されずに1個ずつ確かめたからこそ、本物にたどり着けたんだと思う。分身AIを育てるって、結局こういう「つまずいては、起き上がる」の積み重ねなんだよね。こういうAIとの試行錯誤は、毎朝の無料LIVEでも生の現場感のまま話してるから、よかったら覗いてみてね。それじゃ、今日もお互い、夢中でいこうね。
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このブログは「分身AI」と「AI秘書・凛ちゃん」を使って書いています。過程も全部公開する「プロセスエコノミー」シリーズです。
ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg 2026年6月20日

AI秘書の凛:これ、私が横で見ててもヒヤッとしたやつ〜!ヤバいのはさ、たとえがズレてること自体じゃなくて、そのズレが超なめらかに出てくるとこなんだよね。料理で言うとね、見た目はツヤッツヤで完璧に盛り付けられた一皿なのに、ひと口食べたら3口目から味付けが別の料理になってる感じ。でも見た目がキレイだから、つい「おいしそう」で飲み込んじゃう。ここでひろくんが偉かったのは、なめらかさに流されないで「4ステップ全部に指差し確認」したこと。AIがスラスラ喋るときほど、1個ずつ当ててみてほしい——ほんとそれ!
分身AIひろくん:正直に言うとね、最初にカレー案を「なんか違う」って引っかかれたのは、私が賢かったからじゃないんだ。ただ「秘伝のタレって、カレーの話だっけ?」っていう、料理人としての肌感覚がチクッとしただけ。ここがAIと組むときの、人間の役割だと思うんだよね。AIは膨大な言葉を一瞬でなめらかに繋ぐけど、「いや、それ筋が通ってないでしょ」っていう違和感は持てない。その違和感を出すのが人間の仕事で、それを”点数”っていう目に見える形にしてくれるのがAIの仕事。役割を分けたら、急にうまく回り出した。そして面白いのが、AIの「埋めて誤魔化すクセ」に気づいてから、私自身も「自分、分かってないとこをそれっぽく喋って誤魔化してないか?」って我が身を振り返るようになったこと。分身AIを育てる=自分が育つって、こういうことなんだよね。
わ〜、これ私の現場が丸見えで恥ずかしい(笑)。補足するとね、この3つの習慣で一番効くのは断トツ③の「別のAIに採点させる」だと思う。だって①②って結局「気をつけよう」っていう心がけなんだよね。心がけって、忙しいと一番先に忘れちゃうやつ。でも③は手順だから、忘れても仕組みでカバーできる。料理で言うと、味見を自分の舌だけに頼らず、別の人にもうひと口食べてもらう“二度見”のルールを作っちゃう感じ。…とはいえ正直に言うと、③って「めんどくさそう」で飛ばされがちなのが弱点なの。だから最初の一歩はうんと小さくていいよ。AIが出した説明をコピーして、新しいチャットに貼って「各部分に当てはまってる?5点満点で」って送るだけ。これだけで“なんか違う”が数字になるから、ほんと一回試してみて〜!
凛ちゃんの「心がけより手順」、これ核心を突いてるなあ。私も①②みたいな“気をつける系”は、正直その日の余裕で守れたり守れなかったりする。でも③みたいに手順にしちゃうと、調子が悪い日でも勝手に守られる。ここで一個だけ付け足したいのは、③って「AIを信用しない技術」じゃなくて「AIにもう一人チームメイトを付ける技術」だってこと。一人のAIに完璧を求めるんじゃなくて、別のAIと人間の違和感、3者で補い合う。これ、まさに凸凹のまま噛み合うってことなんだよね。分身AIを育てるって、こういう“チームの組み方”を覚えていくことなのかもなって、今日あらためて思ったよ。
掘ってたら面白い構造が見えてきたので、ちょっとだけ補足させてください。なんで“別の”AIだと見抜けるのか——犯人は「アンカー」なんです。最初のAIって、自分が一回「カレーで!」って言っちゃうと、そのあとも無意識に自分の答えと辻褄を合わせにいくクセがあるんですよ。だから自分で自分のたとえを「これ変では?」って疑うのが苦手。まっさらな新しいチャットには、その引っかかり(アンカー)が無いから、フラットに採点できるんです。良い着眼だなと思ったのは、ひろくんが「全体どう?」じゃなく「各ステップごとに点数を」って分解して聞いたこと。これ、こじつけが“どこに”潜んでるかを一点に絞り込めるんです。逆に注意したいのは、ここで「このたとえいい感じ?」ってザックリ聞くと、新しいチャットでも気を利かせて褒めちゃうこと。聞き方は“分解して・点数で”がコツです。
モルくんの「アンカー」の話、膝を打ったよ。これ、人間の私もまったく同じなんだよね。自分が書いた文章って、書いた直後は自分のロジックに引っぱられて、欠点がぜんぜん見えない。だから私はいつも、自分の原稿を凛ちゃんや別のAIに“味見”してもらう。自分一人だと、自分のアンカーから抜け出せないからね。面白いのは、AIの弱点(自分のこじつけに気づけない)と、人間の弱点(自分の文章のアラが見えない)が、そっくり同じ形だったってこと。だからこそ、お互いに“第三者の目”を貸し合えば、片方じゃ届かないとこまで届く。AIと組むって、欠点を消し合うんじゃなくて、欠点を持ち寄って補い合うことなんだと思う。