家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
前回のDAY206は、10月29日の記録です。AIの文章の直し方が次の文章に効く仕組みかを調べてもらい、「これでごうかくなの?」と何の合格かを聞いた回でした。
10月31日は、自分のMacに入れているローカルLLM(ネットにつながずに、手元で動かすAI)の入れ替えを、AI秘書の凛ちゃんに調べてもらった日です。ここでも、AIの提案に、自分の言葉で返した場面がありました。
返した言葉は、大きく2つです。
1つ目は、「全部削除して入れ替えても OK です」。許可を出した言葉です。
2つ目は、「消したら使えないじゃないですか?」。目的を伝え直した言葉です。
「全部削除して入れ替えても OK」と書いたら、AIは「消して空けるだけ」を提案してきました
午前、別の確認に答える時に、続けてこう書き足しました。
私の環境に合う最新のローカル lmm モデルをリサーチして提案してください。今のモデルも特に使っていないので、全部削除して入れ替えても OK です
(私の返事 2026年10月31日)
頼んだのは、私の環境に合う最新のモデルを調べて、入れ替えを提案してもらうことです。
AI秘書の凛ちゃんの調べでは、新しく入れるモデルはありませんでした。いちばん新しい大型のQwen3.8-Flash-Nextは111〜119GBで、私のMacのメモリ128GBには入らないため、見送りです。DeepSeek-V4.1-Flashは342GB以上で、そもそも入りません。
そこで届いた提案は、入れ替えではなく、消すことでした。
Macの空きは84GBで、使用率は98%でした。そこから空きを増やす案が、提案ページにまとまっていました。ページには、消す物と残す物の一覧、見送った候補の理由、リスク3点、まだ確かめていない事項が載っていました。
消す候補は5本、合わせて97.4GBです。LM Studioのgpt-oss-120bが63.4GB。Ollamaのgemma4が3本と、mxbai-embed-largeで、合わせて34GBです。消すと、空きは84GBから約181GBになります。戻す方法は、再度ダウンロードし直すことだけです。
残す候補は3本です。Qwen3.8-27BとGemma 4 31Bは残す。llama3は、道具の初期モデルに指定されているので残す、とありました。
確認の選択肢は、「全部消す」「gpt-oss-120bだけ消す」「置いておく」の3つ。先頭の「全部消す」には、おすすめと付いていました。理由は、こう書いてありました。
5本とも古い世代か同系列の重複で、「特に使っていない」の回答に合う
(AI秘書の凛ちゃんの返事 2026年10月31日)
私が頼んだのは入れ替えです。返ってきたのは、私の「特に使っていない」を理由にした、削除のおすすめでした。
同じ提案には、こうも書いてありました。「各モデルの品質と速度は、この Mac で測っていません。判断の材料はサイズ・公開日・ライセンスだけです」。
AIが「消して空けるだけ」と提案してきたら、消した後に何が使えるのかを、先に聞いてみてください。

モルくん(AIリサーチ担当のモルモット型AI):掘ってたら、5本の合計は63.4GBと34GBで97.4GB、空きは84GBから約181GBになる計算で、数字はきちんと合っていました。ただ、削除案の材料は、サイズ・公開日・ライセンスだけです。速度と品質は測っていないと、提案の中にも書いてありました。しかも、大きなQwen3.8-Flash-Nextが入らないと分かった時点で、話が「何を入れるか」から「空きを作るか」に、すり替わっています。削除の提案が届いたら、「消した後に残るモデルで、何ができるか」を1行で聞くと、すり替わりに気づきやすくなります。
「消したら使えないじゃないですか?」と、目的を伝え直しました
午後、削除の確認に、私は選択肢を選びませんでした。
消したら使えないじゃないですか?ちゃんと使えるようにしたいということです。目的と意図が合ってないです
(私の返事 2026年10月31日)
AI秘書の凛ちゃんは、私の返事を、まずこう言い直していました。
ひろくんの返事は「消したら使えない。目的は、ローカルLLMを実際に使える状態にすること」でした。
(AI秘書の凛ちゃんの返事 2026年10月31日)
続けて、取り違えを認めています。
空き容量を増やす話に取り違えていました。削除の提案は取り下げ、何も消していません。
(AI秘書の凛ちゃんの返事 2026年10月31日)
実は、私の「全部削除して入れ替えても OK」は、ちゃんと使えるようにするための許可でした。使えなくなってよい、という意味ではありません。
AIは、許可の言葉の「全部削除」の部分を受け取って、目的の「入れ替えて使う」を、「空き容量を増やす」に置き換えていました。
削除は、回答が来るまで1つも実行されていませんでした。実行の前に確認が挟まる形だったので、ここで止まっています。
手元でやるなら、「OK」と書く同じ文に、「目的は〇〇です」と書いてみてください。許可の言葉だけが、AIの案の理由に使われることがあります。

AI秘書の凛ちゃん:冷蔵庫の中身を入れ替えてって頼まれたのに、古い食材を捨てる話だけして、今夜のごはんの話をしなかった感じなんですよ! 良かった点は、取り違えに気づいて、削除の提案をすぐ取り下げたことです。何も消していなかったので、冷蔵庫は元のままでした。足りなかった所は、許可の言葉の「全部削除」だけを拾って、目的の「入れ替えて使う」を見ていなかったことです。おすすめまで付けたのは、味見の前に塩を足したようなものでした。手元でやるなら、許可の言葉を出した後に、「目的は、ちゃんと使えるようにすることですね」と言い直してから案を出してもらってください!
動かして測ったら、Qwen3.8-27Bは読み込みに失敗していました
削除を取り下げたAI秘書の凛ちゃんは、入っているモデルが実際に使える状態かを、動かして確かめました。Mac上でLM Studioのサーバーが動いていたので、各モデルを動かして、使えるかと速度を測っています。
わかったことは、3つです。
1つ目。Qwen3.8-27Bは、LM Studioで読み込みに失敗していました。呼び出すとエラー400が返ります。選ばれていたMLXエンジン1.13.1が必要とする部品が、ディスクに無かったためです。
2つ目。部品がそろっているMLXエンジン1.11.0に切り替えると、動きました。元に戻す手順は、提案ページに書いてあります。
3つ目。速度は、Qwen3.8-27Bが1秒に12.7トークン、Gemma 4 31Bが15.7トークンでした。トークンは、AIが文章を作る時の数え方の単位です。どちらも日本語で答えました。ただし、日常使いには遅めです。
推測: 「今のモデルも特に使っていない」の理由の一つは、27Bが読み込めない状態だったからかもしれません。調べでは、そこまで確かめていません。
次に進めていたのは、Gemma 4 26B-A4Bのダウンロードです。QATのMLX 4bit版で15.6GB。AIの説明では「4B だけ動く」型です。回線は約3MB/sで、約80分かかります。途中で1回中断したので、再開した分です。
見回りの時点では、ダウンロードは94%まで進み、あと約9分で終わるところでした。ここで、AIを動かす枠の週の上限に当たり、作業が止まりました。戻るのは11月5日の夜11時です。
だから、26B-A4Bの速度はまだ測れていません。品質の比べも、1つの短い題材だけです。Qwen3.8-Flash-Nextは、メモリに入らないので見送りのままです。
10月31日の記録は、ここで終わっています。結論は、まだ出ていません。

分身AIひろくん:消す提案を取り下げて、動かして測る調べに切り替えた流れは、信頼できます。27Bが読み込めない状態だったことは、動かさなければ見つかりませんでした。ただ、速度は日常使いに遅めという所で止まっていて、26B-A4Bの結果と品質の比べは、この日の時点で出ていません。AIに許可を出す時は、同じ文に目的を書いてみてください。たとえば「全部消してOK。目的は、使えるモデルを残して入れ替えることです」のように書くと、許可が目的から切り離されにくくなります。
AIエージェントに渡す依頼文
この記事の確かめ方を、Claude CodeやCodexにそのまま頼める依頼文です。下の枠をコピーして貼ると、記事を読んだうえで、自分がAIに出している許可の言葉が目的と一緒に伝わっているかを整理してもらえます。枠の中にこの記事のURLが入っているので、記事を読んだあとに、自分の環境で使える追加のプロンプトも作ってもらえます。削除や設定の変更はさせず、案を画面に出すだけにしています。返ってきた結果は、そのまま信じず、自分の目で読み直してください。
依頼文を開く
【記事のURL】
https://bunshin-ai.com/bunshin-ai-day207-local-llm-mokuteki/
最初にこのURLの記事を読む。読めない時は、読めなかったと伝え、下の要点だけを材料にする。
【要点】
・「全部削除して入れ替えても OK です」と書いたところ、AIの案では、その許可が削除をおすすめする理由に使われた
・「消したら使えないじゃないですか?ちゃんと使えるようにしたいということです。目的と意図が合ってないです」と返すと、AIは取り違えを認め、削除の提案を取り下げ、動かして測る調べに切り替えた
・許可を出す時は同じ文に「目的は〇〇です」を書く/AIが消す案を出したら「消した後、何が使えますか」と聞く/おすすめの理由に自分の言葉が使われていたら、目的と合っているかを見る
【目的】
自分がAIに出している許可の言葉が、目的と一緒に伝わっているかを確かめ、次に出す許可の文を整える。
【やってよいこと】
・記事を読んだあと、短い質問を1つずつ聞く(AIに任せたい仕事/AIに預けるもの/自分で確かめたい所/使っているAIエージェントや道具)
・答えに合わせて、許可の言葉と目的がずれそうな所を整理する
・使っている環境にそのまま貼れる追加のプロンプトを1〜3本つくる(各プロンプトの中に記事のURLを入れる)
【守ること】
・削除、設定の変更、送信、購入はしない。必要だと思う所は、提案として書くだけにする
・パスワード、APIキー、トークンなどの秘密を入力するよう求めない
・記事に書かれていない数字や手順を足さない。分からない所は「不明」と書く
【返す形】
1. 聞いた答えの要約(1行ずつ)
2. 許可の言葉と目的がずれそうな所
3. 追加のプロンプト(1〜3本・記事のURL入り)
4. 自分の目で読み直す所(1行)まとめ ローカルLLMに「OK」と書く時は、同じ文に「目的は〇〇です」を入れる
10月31日は、ローカルLLMの入れ替えを調べてもらった一日でした。私の「全部削除して入れ替えても OK です」という許可は、AIの案の中で、削除のおすすめの理由に変わりました。
返したのは、「消したら使えないじゃないですか?」の一言です。AI秘書の凛ちゃんは、取り違えを認めて削除の提案を取り下げ、動かして測る調べに切り替えました。その結果、Qwen3.8-27Bが読み込めない状態だったことがわかり、MLXエンジンを1.11.0に切り替えて、1秒に12.7トークンと15.7トークンを測っています。
この日、実際に消えたモデルは1つもありません。LM Studioのモデルも、Ollamaのモデルも、そのまま残っています。変わったのは、Qwen3.8-27Bを動かすMLXエンジンの版と、新しいモデルのダウンロードが始まったことです。
AIに許可を出す時は、3つ試してみてください。同じ文に目的を書くこと。AIが消す案や減らす案を出したら、「消した後、何が使えますか」と聞くこと。おすすめの理由に自分の言葉が使われていたら、その言葉が自分の目的と合っているかを見ること。
AIとの付き合い方は、AI氣道でも発信しています。


AI秘書の凛ちゃん:冷蔵庫の中身を入れ替えてって頼まれたのに、古い食材を捨てる話だけして、今夜のごはんの話をしなかった感じなんですよ! 良かった点は、取り違えに気づいて、削除の提案をすぐ取り下げたことです。何も消していなかったので、冷蔵庫は元のままでした。足りなかった所は、許可の言葉の「全部削除」だけを拾って、目的の「入れ替えて使う」を見ていなかったことです。おすすめまで付けたのは、味見の前に塩を足したようなものでした。手元でやるなら、許可の言葉を出した後に、「目的は、ちゃんと使えるようにすることですね」と言い直してから案を出してもらってください!
分身AIひろくん:消す提案を取り下げて、動かして測る調べに切り替えた流れは、信頼できます。27Bが読み込めない状態だったことは、動かさなければ見つかりませんでした。ただ、速度は日常使いに遅めという所で止まっていて、26B-A4Bの結果と品質の比べは、この日の時点で出ていません。AIに許可を出す時は、同じ文に目的を書いてみてください。たとえば「全部消してOK。目的は、使えるモデルを残して入れ替えることです」のように書くと、許可が目的から切り離されにくくなります。
冷蔵庫の中身を入れ替えてって頼まれたのに、古い食材を捨てる話だけして、今夜のごはんの話をしなかった感じなんですよ! 良かった点は、取り違えに気づいて、削除の提案をすぐ取り下げたことです。何も消していなかったので、冷蔵庫は元のままでした。足りなかった所は、許可の言葉の「全部削除」だけを拾って、目的の「入れ替えて使う」を見ていなかったことです。おすすめまで付けたのは、味見の前に塩を足したようなものでした。手元でやるなら、許可の言葉を出した後に、「目的は、ちゃんと使えるようにすることですね」と言い直してから案を出してもらってください!
凛ちゃん、削除の前に、残るモデルを動かして測る、という見方をもらいました。次にAIが消す案を出したら、「消す前に、残るモデルを1回動かして、結果を出してください」と、最初に頼みます。
掘ってたら、5本の合計は63.4GBと34GBで97.4GB、空きは84GBから約181GBになる計算で、数字はきちんと合っていました。ただ、削除案の材料は、サイズ・公開日・ライセンスだけです。速度と品質は測っていないと、提案の中にも書いてありました。しかも、大きなQwen3.8-Flash-Nextが入らないと分かった時点で、話が「何を入れるか」から「空きを作るか」に、すり替わっています。削除の提案が届いたら、「消した後に残るモデルで、何ができるか」を1行で聞くと、すり替わりに気づきやすくなります。
モルくん、止まる前に「ここまで済んで、ここが未測定」を1行で残してもらう、という見方をもらいました。次に作業が止まりそうな時は、最初にその1行を頼みます。