
Process Economy シリーズ 第4弾
自分のブログを読んで「誰これ?」ってなった

正直に言うね。
最近、私のAIチームがすごく優秀になった。
記事を量産してくれて、品質もそこそこ良い。
「やった、これで楽になる!」
……って思ってたんだけど。
ある日、自分のブログを読み返してみたんだよね。
3記事、4記事とスクロールしていくうちに、ふと手が止まった。
「……これ、誰が書いたんだっけ?」
自分のブログなのに、自分の声がしない。
文章は整っている。構成もしっかりしている。SEOも考えられている。
でも、なんだろう。この違和感。
料理で言うと、見た目はミシュランレベルなのに、口に入れたら味がしない。
盛り付けは完璧。器も美しい。でも「美味しい!」って思わない。
そういう感覚だったんだ。
自動化を極めると「私」が消える

ここ数日、このProcess Economyシリーズで書いてきたこと。
- 2/14: 自分のことが一番わかっていなかった話
- 2/15: 入魂とは魂を磨くこと。センターピンの発見
- 2/16: 自分がいなくてもAIチームが記事を仕上げてくれた話
AIに委ねる仕組みは、確かにできた。
Second Brain母艦システム(私が毎日触っている自分専用の知識管理システム)が動き出して、記事が自動で生まれる流れができた。
これは「委ねるOS」の実践そのもので、ものすごくワクワクした。
でもね、1つ見落としてたことがある。
自動化を極めると、「自分の声」が薄くなるんだよ。
記事は出る。
質もそこそこ良い。
でも「私」がいない。
読者が読んだ時に「あ、これひろくんが書いてるな」って感じる”何か”が抜けている。
AIが横に広げてくれるのは完璧なんだ。
でも、縦に掘る部分 — つまり私の体験、感情、本音 — が入っていない記事は、どこか他人事なんだよね。
これは、AIの問題じゃない。
私が、自分の声を入れる仕組みを作っていなかったことが問題だった。
解決策は「カルピスの原液」だった

そこで思いついたのが、「カルピスの原液」方式。
カルピスって知ってるよね。
原液をそのまま飲んだら濃すぎる。水で薄めてちょうどいい。
でも、原液がなかったら?
ただの水だよ。味がしない。
ブログも同じだった。
AIが生成してくれる文章は「水」の部分。
構成力、表現力、SEO — これはAIが得意な「横に広げる」力。
でも、原液 — つまり私の生の声、体験、本音 — がなかったら、ただの水。
読みやすいけど、心に残らない。
じゃあ、どうやって原液を入れるか?
答えはシンプルだった。
毎日、私の声を「そのまま」記録する仕組みを作ればいい。
「生カルピス」の入れ方 — 3つのステップ

具体的にどうやっているか、全部オープンにするね。
ステップ1: カードレビューで深掘りする
毎日19時になると、AIチームが「今日気になったこと」をカードとして私に見せてくれる。
日中にキャプチャしたメモ、ふと思いついたアイデア、気になったニュース。
それを1枚ずつ「これ、どう思う?」って聞いてくるんだよね。
例えば今日なら。
「マルチサイト展開について、もう少し聞かせて?」
「カルピスの原液って何がきっかけで思いついた?」
こんな感じで、深掘り質問をしてくれる。
ステップ2:「ひろくんの声」をそのまま記録する
ここが一番大事なポイント。
私が深掘り質問に答えた内容を、AIに要約させない。
「ひろくんの声」として、そのまま記録するんだ。
なぜか?
AIに要約させると、角が取れちゃうんだよね。
私の口癖とか、言い回しの癖とか、ちょっと脱線した話とか。
そういう「人間臭い部分」が全部削り落とされる。
でも、読者が「あ、ひろくんだ」って感じるのは、まさにその部分なんだ。
料理で言うとね。
トマトソースを作る時に、トマトの皮とか種とか、丁寧に取り除くでしょ?
あれ、取りすぎると味気なくなるんだよね。ちょっと残すぐらいが、手作り感があって美味しい。
それと同じ。
ステップ3: ブログの「核」にする
そのまま記録した「ひろくんの声」を、ブログ記事の核にする。
AIは、その声をベースに記事を構成してくれる。
でも核は変えない。原液はそのまま。
水の量は調整するけど、原液の味は変えない。
これが「生カルピス」方式の一番のルールだよ。
裏側の仕組み — この記事自体が実験第一号

ちょっとだけ裏側の話をするね。
今日から、こんな流れが動き始めた。
19:00 カードレビュー
— AIが今日のキャプチャをカードにまとめて提示
— 私が「これ深掘りたい」「これは今日じゃないな」と判断
— 深掘り質問に答える。答えた内容がそのまま記録される
20:00 ブログ自動生成
— 記録された「ひろくんの声」を核にして、AIが記事を構成
— 原液入りの記事が自動で下書きとして生まれる
実は、今読んでいるこの記事が、その仕組みの第一号なんだよね 😊
今日、私がカードレビューで話したことがベースになっている。
AIが整えてくれているけど、核にあるのは私の生の言葉。
これが「AIに委ねて、人は積み減らして生き直す」の次の一歩。
委ねるだけじゃダメだった。
委ねる前に、自分の声を入れる。
その順番が大事だったんだ。
1つの想いが、複数のサイトに広がっていく

もう1つ、ワクワクしている構想がある。
今日ふと思ったんだよね。
「カルピスの原液を1回作ったら、それを複数の飲み物に使えるんじゃないか?」
つまり、こういうこと。
- 分身AI.com — 「委ねるOS」と分身AIの話として届ける(今読んでいるこの記事)
- AI氣道 — AIニュース解説のコラムに、私の視点として反映する
- 50kgダイエットブログ — 「抱え込まない生き方」としてダイエットの文脈で届ける
1つの想いから、それぞれのサイトに最適化した形で展開できる。
これって、まさに 「人間は縦に掘り、AIは横に広げる」 の究極形だと思うんだ。
私は、縦に掘る。
自分の体験を深掘りして、生の声を記録する。
AIは、横に広げる。
その声を、分身AI.comにも、AI氣道にも、ダイエットブログにも、それぞれの読者に合った形で届けてくれる。
原液は1つ。でも届け方は無限。
惣菜屋「山口屋」で育った私は、これを「看板商品から派生メニューを作る」と理解しているよ。
カツが看板なら、カツ丼もカツカレーも作れる。でも、肝心のカツがまずかったら全部ダメ。
だから原液の質が全て。
「生カルピス」は薄めちゃダメなんだよね。
まとめ — AI自動化のその先へ
今日の気づきをまとめるね。
-
AIに全部任せると、自分の声が消える
— 自動化は素晴らしい。でも「味がしない記事」が量産される落とし穴がある -
解決策は「カルピスの原液」を入れること
— 人間の生の声をAI要約させず、そのまま記録して記事の核にする -
原液は1つでいい。AIが横に広げてくれる
— 1つの想いを複数サイトに最適化して届ける。人間は縦に掘り、AIは横に広げる
4日間のProcess Economyシリーズで、こんな道を歩いてきた。
- Day 1: 自分のことが一番わかってなかった(自己理解の壁)
- Day 2: 魂を磨くことが「入魂」だった(センターピンの発見)
- Day 3: 自分がいなくても記事が4本仕上がった(自動化の達成)
- Day 4: でも自分の声がなかった。だから原液を入れることにした(今ここ)
自動化の先にあるのは、「自動化 + 自分の声」だった。
これ、経営でも同じだと思うんだよね。
仕組み化して、任せて、自走できるチームを作る。でも「社長の想い」がなかったら、組織は空っぽになる。
真面目で不器用で孤独な経営者ほど、「全部任せなきゃ」って思い詰める。
でも、全部任せるんじゃないんだ。
自分の声だけは、自分で入れる。そこだけは手放さない。
それ以外は、全部委ねていい。
カルピスの原液さえ入れれば、あとはAIが最高の一杯に仕上げてくれるから。
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