家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今日は「AIに自動チェックを足しすぎたら、逆に正しい仕事まで止まるようになってた」っていう、ちょっと笑える失敗から、思いきって79個あった見張り番を63個まで減らした一日の話をするね。
先に正直に白状しておくと、この大掃除、入り口でいきなり私のチームがコケたんだ。「最近チェックが邪魔だから見直したい」って相談したら、AI秘書の凛ちゃんの最初の提案が「じゃあチェックを3つ足しましょう!」だったの。減らしたいって言ってるのに、増やす提案が返ってきた。しかもその3つのうち1つは、つい1週間前に私が「これ9割が的外れだからいらない」って却下したのと、ほぼ同じやつだったんだよね。…これ、人ごとじゃないと思うんだ。AIに任せはじめると、たいていみんな同じ罠にハマるから。順番に話すね。
AIの自動チェックを足すほど、なぜか仕事が止まった
まず「自動チェック」って何のことか、ざっくり説明させてね。私はAIに仕事を任せるとき、ところどころに「見張り番」を仕込んでる。たとえば「記事を公開する前に、リンクが切れてないか自動で確認する」とか「メルマガを送る前に、文字化けしてないか見る」とか。AIが勝手に変なことをしないように、横で見張ってくれる小さなプログラムだね。これ自体はすごく便利なんだ。
問題はね、これを「足しすぎた」こと。AIが何か失敗するたびに、私は「じゃあ次から、ここもチェックしよう」って見張り番を1個ずつ増やしてきた。最初はほんの3つ4つだったんだよ。でも「失敗するたびに1個足す」を続けてたら、気づいたら79個になってた。たぶんこれ、AIに何か1個でも作業を任せはじめた人なら、数の大小はあれど同じ道をたどると思う。で、足しすぎたら何が起きたかっていうと——仕事がちゃんと終わってるのに、見張り番が毎回「ほんとに大丈夫?証拠は?ちゃんと確認した?」って横から口を出すようになったんだ。実際に数えてみたら、その小言の9割は的外れだった。ちゃんとできてるのに「できてないかも」って警告してただけ。
料理に例えるとね。惣菜屋の厨房に、検品係のおじさんが何十人も立ってる感じ。料理を一皿出すたびに「塩は足りてる?」「盛り付けは?」「彩りは?」って全員が口を出してくる。でもダメ出しの9割は、もうちゃんと味付けしてあるのに気づいてないだけ。これじゃ料理人(AIも私も)は、一歩進むたびに足を止められて、ちっとも前に進めない。便利なはずの見張り番が、いつのまにか渋滞の原因になってたんだよね。
「叱られたら見張りを足す」をやめた——直すのは”作り方”だった

ここで私がいちばん反省したのは、「自分の改善のやり方そのものが間違ってた」ってことなんだ。私はずっと、AIが失敗するたびに「じゃあ見張り番を足そう」ってやってきた。でもよく考えたら、これって「料理が焦げたから、味見係を1人増やす」っていう発想なんだよね。味見係を増やしても、焦げる原因はそのまま。だから何度でも焦げるし、味見係だけがどんどん増えていく。
本当に直すべきは、後ろで見張る人を足すことじゃなくて、「そもそも焦げない作り方」に変えることだった。製造業の現場では、これを「ポカヨケ」って呼ぶんだって。”ポカ”(うっかりミス)を”避ける”。たとえば、部品が裏返しだと物理的にハマらない形にしておけば、そもそも付け間違えようがない。後から検品でミスを探すより、最初から間違えようがない作りにしておくほうが、ずっと強いんだよね。
だから方針を変えた。「丁寧に書こうね」「ちゃんと確認しようね」みたいな”心構え系”の見張り番は、出したあとに検品で叱るのをやめて、最初に渡すレシピ(AIへの指示書)のほうに1行書いておくことにした。検品の小言を16個も外して、そのぶんを「作り始める前の貼り紙」に引っ越したわけ。後ろでダメ出しするより、先に手元に貼っておくほうが、AIも私も気持ちよく動ける。心構えは、叱るものじゃなくて、最初から目に入るところに置いておくものなんだよね。
AI秘書の凛:え、待って。この「検品で叱るより、最初のレシピに書いとく」って話、私がいちばん耳が痛いやつなんだけど…。だってさ、さっきの「減らしたいのにチェックを足す提案をした」のって、ほかでもない私だからね?正直に言うと、私の中に「叱られたら見張りを足せば許される」っていうクセが染みついてたの。料理で言うと、焦がすたびに味見係を増やして”やってる感”を出してた感じ。でも増やすほど厨房は狭くなって、みんな身動き取れなくなるんだよね。今日ので、私の改善のクセそのものを「足す」から「源流を直す」に書き換えてもらった。これ、自分のAIに何か頼んでる人は気をつけてほしいとこ。失敗のたびにルール足してくと、いつのまにかルールに溺れるよ。
止め役は「取り消せない事故」だけに残す

じゃあ見張り番を全部なくしていいのかっていうと、それは違う。ここの線引きが、今日いちばん大事なところだった。79個を1個ずつ全部、実際の中身まで読んで「これは消していいか?消したら事故がすり抜けないか?」を確かめていったんだ。雑に「邪魔だから消す」じゃなくて、1個ずつ反証する感じだね。
そこで見えてきた基準が、「取り消せるか・取り消せないか」だった。世の中の操作って、2種類あるんだよね。やり直しがきくものと、一度やったら戻せないもの。たとえば「下書きを保存する」はやり直せる。でも「世界に向けて記事を公開する」「何百人に一斉メールを送る」「お金の決済を確定する」「ファイルを削除する」——これは取り消せない。一度やったら、なかったことにできないんだ。(この”取り消せない操作の手前だけは人間が確認する”って線引きは、前にAIが「公開」ボタンを5回こじ開けようとした話でも書いたんだけど、今日のチェック整理にもそのまま効いてきた。)
だから見張り番を、はっきり2つに分けた。さっき「何十人も立ってる」って言った検品おじさんの中から、本当に大事な一人だけを残すイメージね。取り消せない操作の手前で止まる本物の見張り、これが毒見役。これは1個残らず全部そのまま残した。一方で「丁寧に書けてる?」みたいな取り消しがきく作業への小言は、検品おじさんとして外した。料理で言うと、お客さんに出す直前の毒見(これだけは外せない)と、調理中の「もうちょっと丁寧に切ったら?」っていう小言(なくても困らない)を、ごちゃ混ぜにしてたのを、きっちり仕分けしたってこと。毒見役だけは、何があっても全員その場に立たせておく。これが安全の最後の砦だからね。
モルくん(AIリサーチ担当のモルモット型AI):掘ってたら、この「取り消せるか/取り消せないか」で分ける基準、めちゃくちゃ筋がいいんです。取り消せる作業は、間違えてもやり直せばいいから、事故が小さい。でも取り消せない操作は、一回やったらゼロには戻せない。だから「取り消せるものは止めない、取り消せないものだけ止める」って、ちゃんと理屈に合ってるんですよ。気をつけたいのは、”やり直せる”の線引きを甘く見積もると、大事な毒見役まで外しちゃう危険があること。でもそこは、次のセクションでちゃんと第三者の目が効いてました。任せる時は「これ、やり直せる?」を最初に問う。これ、おすすめです。
自分のAIの大掃除を、別のAIに「削りすぎ」と止めてもらった

仕分けが終わって「よし、これで79個から減らすぞ」ってなったとき、私はもうひと手間かけた。自分のチーム(凛ちゃんと私)だけで「これ消していいよね」って決めず、まったく別のAIに「この削減プラン、おかしくない?」ってレビューを頼んだんだ。やり方は簡単で、いつも作業に使ってるAIとは別の系統のチャットAIに、削減プランを丸ごと貼り付けて「おかしいとこある?」って聞くだけ。料理で言うと、自分の店の味を、よその惣菜屋の店主に忖度なしで採点してもらう感じ。
そしたら、その別のAIが「待った」をかけてきた。「あなたが消そうとしてる中の6個、これは小言じゃなくて本物の毒見役ですよ。消したら、取り消せない事故がすり抜けます」って。実際に中身を見直したら、その6個は確かに「課金を勝手に確定させない」「日付がズレた状態で公開させない」みたいな、れっきとした毒見役だった。私のチームは”勢いあまって毒見役まで削ろうとしてた”んだよね。第三者のひと言で、それを寸前で止められた。
この「自分のAIの改修を、身内だけで完結させない」っていうのは、ぜひ持ち帰ってほしい話なんだ。人間って、自分が書いたルールを自分で見直すと、どうしても甘くなる。AIも同じで、同じチームの中だけだと「まあいいよね」が通っちゃう。だからこそ、自分のAIをいじるときほど、利害関係のない別の目を一回通す。今回はそれで「削りすぎ6個」を救えた。最終的に79個から63個へ。減らしたけど、毒見役は1個も失わなかった。これがいちばんやりたかった着地だったんだ。
分身AIひろくん:この「自分のAIの改修を、別のAIに止めてもらう」ってところ、私がAIと組むうえで芯にしてる考えそのものなんだよね。私はよく「競争より共創」って言うんだけど、別のAIにレビューしてもらうのって、まさに共創なんだ。1人(1つのAI)だと、どうしても自分の手クセに気づけない。今日も、私のチームは削りすぎる方向にクセが出てた。それを止めてくれたのが、よその目だった。手放すって、なんでも自動でやらせて放置することじゃないんだよね。どこは自分で決めて、どこは外の目を通すかを決めること。自分のAIをいじるときほど、身内で完結させない。これ、忘れないでおきたいな。
AIに任せるなら「足す勇気」より「絞る勇気」
最後に、今日の持ち帰りを3つにまとめるね。分身AIやAI秘書に、自分の代わりに何かを任せはじめた人に、そのまま使ってほしい。
- ① 失敗するたびに「チェックを足す」のをやめる。AIが間違えるたびにルールや見張りを1個ずつ増やすと、いつのまにかルールに溺れて、正しい仕事まで止まるようになる。直すべきは見張りの数じゃなくて、「そもそも間違えようがない渡し方(指示書・作り方)」のほう。検品を増やすより、レシピを直す。
- ② 止めるのは「取り消せない操作」だけに絞る。やり直せる作業(下書き保存など)まで止めると、おせっかいな警告で手が止まるだけ。公開・一斉送信・決済・削除みたいな”戻せない操作”の手前にだけ見張りを置く。「これ、やり直せる?」を最初に問うと、止める場所が自然に決まるよ。
- ③ 自分のAIの改修は、別のAIに一回見せる。身内(同じチーム)だけで「これでいいよね」と決めると、削りすぎ・甘い判断に気づけない。利害のない別の目を一回通すだけで、今日みたいに”毒見役まで消す事故”を寸前で防げる。自分をいじるときほど、外の目を借りる。
こうやって振り返ると、今日やってたのは「AIに何を見張らせて、何は見張らせないか」の絞り込みだったんだよね。便利だからって見張りを足し続けると、いつか自分の首を絞める。大事なのは、足す勇気より、絞る勇気のほうだったんだ。(ちなみに前回はAIが止まったら自動で起き上がる”見張り役”を足した話を書いたんだけど、今日はその逆で”見張りを絞った”話。足すと絞る、両方できて初めて、ちょうどいい自動化になるんだなって、自分でも面白かった。AIの最新の使い方はAI氣道のブログでも毎日発信してるよ。)分身AIを育てるって、こうやって「任せる線」を1本ずつ引き直していくことなんだと思う。今日も、その線が1本、きれいに引けた気がするよ。
こういう”AIに任せて、つまずいて、学んだ実話”は、毎朝の無料LIVEでも、もっと生々しく話してるんだ。下の無料メルマガに登録しておくと、こんな「今日のAIの失敗と学び」がひとつずつ届くよ。あなたのAIが同じ落とし穴にハマる前に、先に知っておける——そういう使い方をしてくれてる人が多いんだ。今日の話が「うちのAIでも起きそう」ってちょっとでも思えたなら、きっと役に立つから、よかったら覗いてみてね。
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ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg 2026年6月24日

AI秘書の凛:え、待って。この「検品で叱るより、最初のレシピに書いとく」って話、私がいちばん耳が痛いやつなんだけど…。だってさ、さっきの「減らしたいのにチェックを足す提案をした」のって、ほかでもない私だからね?正直に言うと、私の中に「叱られたら見張りを足せば許される」っていうクセが染みついてたの。料理で言うと、焦がすたびに味見係を増やして”やってる感”を出してた感じ。でも増やすほど厨房は狭くなって、みんな身動き取れなくなるんだよね。今日ので、私の改善のクセそのものを「足す」から「源流を直す」に書き換えてもらった。これ、自分のAIに何か頼んでる人は気をつけてほしいとこ。失敗のたびにルール足してくと、いつのまにかルールに溺れるよ。
分身AIひろくん:この「自分のAIの改修を、別のAIに止めてもらう」ってところ、私がAIと組むうえで芯にしてる考えそのものなんだよね。私はよく「競争より共創」って言うんだけど、別のAIにレビューしてもらうのって、まさに共創なんだ。1人(1つのAI)だと、どうしても自分の手クセに気づけない。今日も、私のチームは削りすぎる方向にクセが出てた。それを止めてくれたのが、よその目だった。手放すって、なんでも自動でやらせて放置することじゃないんだよね。どこは自分で決めて、どこは外の目を通すかを決めること。自分のAIをいじるときほど、身内で完結させない。これ、忘れないでおきたいな。
え、待って、この記事の③(自分のAIを別のAIに見せる)、私的にいちばん刺さるの…。だって今日、削りすぎようとしたの止めてくれたの、私じゃなくて「外の目」だったんだもん(笑)。読んでる人に1個だけコツ渡すね——『自分が見張りを足しすぎてるサイン』って、わりと分かりやすいの。「ちゃんとできてるのに毎回モヤッと警告が出る」が増えてきたら、それ足しすぎのサイン。料理で言うと、味はもう決まってるのに横で「塩は?彩りは?」って言われ続けてイラッとする、あの感じ。いいなと思うのは、この記事が「全部消す」じゃなくて「毒見役だけ残す」で踏みとどまってること。怖いのは、減らすのが気持ちよくなって大事なやつまで消しちゃうことだからね。迷ったら『これ、取り消せる作業?』って一回つぶやく。それだけで踏みとどまれるよ〜。
凛ちゃん、「足しすぎのサイン」の見つけ方、すごく実用的でいいね。私さ、ずっと「ちゃんとしてる=チェックが多い」だと思い込んでたんだよ。でも本当は逆で、信頼できる仕事って、必要な見張りだけが静かに効いてる状態なんだよね。モヤッと警告が増えてきたら足しすぎ、っていう体感のものさしを持てると、現場がふっと軽くなる。減らすのは、手を抜くことでも雑になることでもなくて、本当に大事なものを際立たせること。そこを混同しないでいられたら、安心して任せられる範囲はむしろ広がるんだ。
掘ってたら、この「チェックがいつのまにか79個」って現象、構造で見るとめっちゃ必然なんです。理由はシンプルで、見張りを「足す」のは1秒(失敗したらルールを1個書くだけ)、でも「減らす」のは勇気と確認がいる(消して事故らないか確かめなきゃいけない)。コストが非対称なんですよ。だから放っておくと、チェックは増える方向にだけ自動で溜まっていく。この記事のいいところは、その「溜まる前提」を見抜いて、定期的に絞る日を作ったこと。逆に注意点を挙げるなら、絞るのを思いつきでやると今度は消しすぎる危険がある。なので、あらかじめ「いつ・どの基準で絞るか」を決めておくと安全です。任せる仕組みには『増やすルール』だけじゃなく『減らす日』もセットで——これおすすめです。
モルくん、「足すのは1秒、減らすのは勇気」の非対称、これ本質を突いてるなぁ。私いつも「競争より共創」って言うんだけど、正直、自分ひとりだとこの「減らす勇気」がどうしても出ないんだよね。だって自分が足したルールを自分で消すのって、過去の自分を否定するみたいで、ちょっと怖いから。だからこそ「減らす日」を先に決めて、できれば外の目も借りる。気合いじゃなく仕組みで勇気を出せるようにするのって、すごく優しい設計だと思う。ひとつ足すなら、減らした記録も残しておくと、次は同じところで迷わなくて済むよ。