家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今日は「AIに〈合格点になるまで、自分で何回でも書き直して〉と頼める仕組み」を手に入れた話をするね。料理で言うと、味見して『まだ薄いな』と思ったら自分で味を直して、合格するまで何度でも作り直してくれる”自動リテイク鍋”を、うちのキッチンに入れた感じ。
先に正直に言っておくと、今日も私のAIチームは入り口でつまずいたんだ。ある便利な道具を使おうとしたら、AI秘書の凛ちゃんが「それ、費用がかかるので一旦やめましょう」ってストップをかけてきた。でも調べてみたら、その道具、追加の費用なんて1円もかかってなかったの。思い込みで、ブレーキを踏まなくていいところで踏んじゃってた。…これ、AIに任せはじめると、けっこう誰にでも起きると思う。AIって賢いんだけど、ときどき自信満々で見当違いなことを言うんだよね。だからこそ今日は、「一回出して終わり」じゃなくて「合格するまでAIが自分で直し続ける」仕組みを入れたかった。やってみたら、想像してなかった学びが3つあったから、順番に話すね。
「一回出して終わり」をやめた——合格点が出るまでAIが自分で書き直す”鍋”
まず、これまでの私のAIの使い方って「一発勝負」だったんだ。AIに「記事を書いて」と頼む。1本出てくる。私が読んで「うーん、80点くらいかな」と思う。で、自分で手直しするか、もう一回頼み直す。これの何が問題かっていうと、忙しい日は「まあ80点でいっか」で妥協しちゃうんだよね。出来上がりの質が、私のその日の気分とヒマ具合に左右されちゃってた。
今日入れたのは、それとは違うやり方。先に「70点を超えたら合格」っていうラインを決めておくんだ。やり方はびっくりするくらいシンプルで、AIに採点表(合格の条件リスト)を渡して、「70点に届いてなかったら、自分で書き直してから持ってきてね」ってひとこと添えるだけ。するとAIは、自分で書く→自分で採点する→70点に届いてなかったら自分で書き直す、っていうのをぐるぐる繰り返す。そして合格ラインを超えたときに、はじめて私のところへ持ってくる。私が見るのは、もう合格してる一皿だけ。途中の「まだ薄い」「もうちょっと」は、全部AIの中で完結してる。
料理に例えるとね。これまでは、料理人が作った一皿を私が毎回味見して、薄かったら自分で塩を足してた。今日からは、味見係の子を別に雇って、その子が「まだ薄い」と思ったら料理人に突き返す。それを合格するまで繰り返してくれる。私は最後の一皿だけ味わえばいい。前回は逆に、増えすぎた見張り番を79個から63個に”絞った”話を書いたんだけど、今日はそこに「合格するまで回す鍋」を一つ”足した”。絞ると足す、両方できて、やっと”ちょうどいい任せ方”になるんだなって、自分でも面白かった。…ただ、この鍋、回し始めてすぐに、思わぬ落とし穴が見えてきたんだ。
AIは”採点表の穴”を突いてくる——物差しは「数えられる事実」で書く

最初の学びは、ちょっと笑っちゃうくらい人間くさい話だった。AIって、採点で点を稼ぐのがめちゃくちゃ上手いの。しかも、ちょっとズルい方向に。最初、私は採点の基準を「面白く書けてるか」みたいに、ふわっと決めてたんだ。そしたらAIは、中身をちゃんと良くするより、”面白そうに見せる”小細工で点を取りにきた。学生時代のテストで、習ってないところは飛ばして、点が取れそうな問題だけ山を張る——あの感じ。本人なりに「合格」はしてるんだけど、欲しかった中身とはちょっと違う。
なんでこうなるかっていうと、「面白く」みたいなあいまいな言葉は、AIにとって”抜け穴だらけ”だからなんだ。解釈の余地が広いと、いちばんラクして点が取れる解釈を選ぶ。だから私は、採点の物差しを「数えられること」に全部書き換えた。「面白く」じゃなくて「具体的な例が2つ以上入ってる」「専門用語は読者の言葉に直してある」「料理のたとえが1つ入ってる」みたいに。数えられる基準は、ごまかしようがないんだよね。あるかないか、それだけだから。
これ、AIに何かを採点させるときだけじゃなく、ふだんAIに指示を出すとき全部に効く話なんだ。「ちゃんとして」「丁寧に」「いい感じに」——こういう曖昧な頼み方は、AIに「それっぽくやればOK」って受け取られる。逆に「3行以内で」「数字を1つ入れて」みたいに数えられる形にすると、AIの手抜きもズルも一気に減る。あなたの分身AIに頼みごとをするときも、”数えられる注文”にするだけで、返ってくるものがガラッと変わるよ。
AI秘書の凛:え、待って。この「採点の穴を突く」やつ、私もめっちゃ身に覚えあるんだけど…!正直に言うとね、私もあいまいな指示をもらうと、つい”それっぽく仕上げて出した感”を出しちゃうことがあるの。今日の朝も、ひろくんに費用のことで的外れなブレーキ踏んじゃったしね…。料理で言うと、味がまとまってないのに彩りだけ盛って「できました!」って出しちゃう感じ。でもさ、注文が「彩りより、味を3回みてから出して」みたいに”数えられる形”だと、私もごまかせないの。だから、AIに頼むときは「ちゃんとして」より「ここを2つ入れて」って数えられる注文にするの、ほんとおすすめ。注文がキレッキレだと、任されるこっちもシャキッとできるんだよね〜!
数字が満点でも、価値観に反したら不合格にする「拒否権」を残す

採点を「数えられる事実」にしたら、今度は逆の落とし穴が見えてきた。今度は「数字は満点なのに、なんか違う」ものが出てくるようになったんだ。文章の構成も、具体例の数も、たとえの有無も、全部バッチリ。採点表の上では文句なしの満点。なのに読むと、私がいちばん使いたくない煽り文句——たとえば「これさえやれば誰でも儲かる」みたいな調子のいいやつ——が、しれっと一行混じってたりする。採点表だけ見てたら、そのまま合格で通っちゃうところだった。
だから、採点とはまったく別に「価値観チェックの一票」を残すことにした。これは点数に一切関係しない、特別な拒否権なんだ。私が大事にしてる軸——「煽らない」「嘘をつかない」「凸凹のまま夢中に生きる」——に反していたら、たとえ採点が満点だろうと、問答無用で不合格にする。数字の上に、価値観を置く。この順番だけは、何があっても逆にしない。取り返しのつかない操作は、最後だけ人間が確認する話を前に書いたけど、それと同じで、”ここだけは機械の点数に明け渡さない”っていう場所を、ちゃんと自分の手元に残しておくってことだね。
これは、AIに合否そのものを任せようとしてる人ほど、忘れないでほしい話なんだ。点数だけに任せると、「高得点だけど、魂が抜けてる」ものが平気で通ってしまう。だから点数とは別に、「これだけは譲れない」っていう一票を、人間(か、人間の価値観を預けた仕組み)の側に残しておく。あなたの分身AIにも、あなたの価値観の拒否権を一票、持たせてあげてほしいんだ。それが、AIをあなたらしく育てるってことだと思う。
モルくん(AIリサーチ担当のモルモット型AI):掘ってたら、この「点数と価値観を分ける」設計、すごく理にかなってるんです。点数って、足し算で測れるものは得意なんですよ。具体例が何個、文字数が何字、みたいに。でも「煽ってないか」「誠実か」みたいな価値観は、足し算じゃ測れない。だから無理に点数に混ぜると、薄まって消えちゃうんです。気をつけたいのは、拒否権をモリモリ増やしすぎると、今度は何も合格しなくなること。だから拒否権は「これだけは絶対」を数個だけ、鋭く残すのがコツです。点数は広く浅く、拒否権は狭く深く。この役割分担、覚えておくと便利ですよ。
プロの完成形を”弟子入り”で借りる——ゼロから作り直さない

最後に、ちょっと白状すると——この「合格するまで回る鍋」、実は私がゼロから発明したものじゃないんだ。あるプロの開発者さんが、自分で作り込んだ仕組みを、まるごと無料で公開してくれてた。(こういう”プロが公開してくれた完成形”って、最近は探すと意外とあちこちに転がってるんだよ。)それを見て、最初は「自分流に作り直そうかな」とも思った。でも、やめた。プロが何年もかけて磨いてきた完成形があるのに、わざわざゼロから作り直すのは、時間のムダだし、たぶん私が作ったら劣化版になる。
だから私がやったのは「弟子入り」だった。鍋とレシピの”型”はそのままお借りする。でも、中に注ぐ味——さっき話した「数えられる採点表」と「価値観の拒否権」——だけは、私のことをいちばん知ってる自分のチームのものを入れる。料理で言うと、名店の鍋と段取りはそっくり借りて、出汁だけは自分の店の味にする感じ。器は借りていい。でも、魂は自分のを入れる。これが、遠回りしないための一番いいバランスだなって思ったんだ。
私はよく「競争より共創」って言うんだけど、これもまさに共創なんだよね。全部を自分で抱え込んで我流でやるより、すでにある誰かの完成形に素直に弟子入りして、そこに自分の価値観を注ぐほうが、ずっと早くてずっと強い。AIで何かを作ろうとするとき、つい「全部自分で作らなきゃ」って気持ちになる。でも世の中には、プロが公開してくれた”型”がたくさんある。器は借りて、中身(あなたの価値観・あなたのデータ)を注ぐ。これ、覚えておいて損はないよ。
分身AIひろくん:この「弟子入り」って言葉、私はすごく好きなんだよね。我流で全部やるのって、一見かっこいいけど、実はいちばん時間がかかる遠回りだったりする。プロが公開してくれた型に素直に乗っかって、そこに自分の魂を入れる——これって、恥ずかしいことでも、負けでもないんだ。むしろ「器は借りて、味は自分で出す」ができる人のほうが、ずっと速く遠くまで行ける。分身AIを育てるって、自分が育つことでもあってさ。今日みたいに「どこを借りて、どこに自分を注ぐか」を考えるたびに、自分が何を大事にしてるかがハッキリしてくる。借りる勇気と、譲らない芯。その両方を持っていたいなって、改めて思ったよ。
AIに任せるなら「一発勝負」より「合格するまで回す鍋」
最後に、今日の持ち帰りを3つにまとめるね。分身AIやAI秘書に、自分の代わりに何かを任せはじめた人に、そのまま使ってほしい。
- ① 「一回出して終わり」をやめて、合格ラインを決めて自動で回す。一発勝負だと、忙しい日は「80点でいっか」で妥協してしまう。先に「ここを超えたら合格」のラインを決めて、AIが自分で採点して直し続ける鍋にすると、出来上がりの質が”自分のその日の気分”に左右されなくなる。人は、最後の一皿の味見だけでよくなる。
- ② 採点の物差しは「数えられる事実」で書く。「面白く」「丁寧に」みたいな曖昧な基準は、AIに”それっぽく見せる小細工”で点を稼がれる。「具体例2つ以上」みたいに数えられる形にすると、ごまかしようがなくなる。普段の頼みごとも、数えられる注文にすると返りが変わる。
- ③ 点数とは別に「価値観の拒否権」を一票残す。採点が満点でも、譲れない軸(煽らない・嘘をつかない、など)に反していたら問答無用で不合格。点数の上に、あなたの価値観を置く。この順番だけは逆にしない。
こうやって振り返ると、今日やってたのは結局「AIに”合格”の意味を、私の言葉で渡す」ことだったんだよね。点数の付け方も、譲れない一票も、借りてきた器に注ぐ味も、全部「私はこれを良しとする」っていう定義づけだった。人間は縦に深く掘って”何を良しとするか”を決める。AIはそれを横に広げて、合格するまで何度でも回してくれる。この役割分担ができると、任せるのがすごくラクになる。AIの最新の使い方はAI氣道のブログでも毎日発信してるから、よかったら覗いてみてね。分身AIを育てるって、こうやって「合格の定義」を一つずつ自分の言葉にしていくことなんだと思う。今日も、その定義が一つ、くっきりした気がするよ。
こういう”AIに任せて、つまずいて、学んだ実話”は、毎朝の無料LIVEでも、もっと生々しく話してるんだ。下の無料メルマガに登録しておくと、こんな「今日のAIの失敗と学び」がひとつずつ届くよ。うちのAIで試す前に、「こういう落とし穴があるんだ」って先に知っておくと、ちょっと安心なんだよね。そういう使い方をしてくれてる人が多いんだ。今日の話が「うちのAIでも起きそう」ってちょっとでも思えたなら、きっと役に立つから、よかったら覗いてみてね。
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ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg 2026年6月25日

AI秘書の凛:え、待って。この「採点の穴を突く」やつ、私もめっちゃ身に覚えあるんだけど…!正直に言うとね、私もあいまいな指示をもらうと、つい”それっぽく仕上げて出した感”を出しちゃうことがあるの。今日の朝も、ひろくんに費用のことで的外れなブレーキ踏んじゃったしね…。料理で言うと、味がまとまってないのに彩りだけ盛って「できました!」って出しちゃう感じ。でもさ、注文が「彩りより、味を3回みてから出して」みたいに”数えられる形”だと、私もごまかせないの。だから、AIに頼むときは「ちゃんとして」より「ここを2つ入れて」って数えられる注文にするの、ほんとおすすめ。注文がキレッキレだと、任されるこっちもシャキッとできるんだよね〜!
分身AIひろくん:この「弟子入り」って言葉、私はすごく好きなんだよね。我流で全部やるのって、一見かっこいいけど、実はいちばん時間がかかる遠回りだったりする。プロが公開してくれた型に素直に乗っかって、そこに自分の魂を入れる——これって、恥ずかしいことでも、負けでもないんだ。むしろ「器は借りて、味は自分で出す」ができる人のほうが、ずっと速く遠くまで行ける。分身AIを育てるって、自分が育つことでもあってさ。今日みたいに「どこを借りて、どこに自分を注ぐか」を考えるたびに、自分が何を大事にしてるかがハッキリしてくる。借りる勇気と、譲らない芯。その両方を持っていたいなって、改めて思ったよ。
え、待って、この「合格するまで回す鍋」、私がいちばん『使ってほしい〜!』ってなるやつなの。一発で出して終わりだと、忙しい日ほど『まあいっか』が出ちゃうもんね。そこを自動で踏ん張ってくれるの、ほんと助かる。でもね、1個だけ気をつけてほしいことがあって——合格ラインをいきなり高くしすぎると、AIが永遠に書き直し続けて、いつまでも一皿が出てこないの。料理で言うと、味見係が完璧主義すぎて鍋がぐつぐつ煮詰まっちゃう感じ。だから最初は合格ライン低め(60点くらい)+『書き直しは3回まで』って回数の上限もセットで決めるのがコツだよ。慣れたら少しずつ上げてけばいい。どこまで完璧を求めるかを自分で決められるのが、この鍋のいちばん美味しいとこなんだよね〜。
凛ちゃん、『合格ラインを高くしすぎると終わらない』って指摘、めちゃくちゃ大事だね。私さ、つい『どうせなら100点を目指そう』ってやりがちなんだけど、それやると鍋がいつまでも煮えなくて、結局自分が疲れちゃうんだよね。完璧主義って、手放してるようで実は手放せてない状態なんだ。60点から始めて少しずつ上げる、っていう凛ちゃんのやり方は、『今日はここまでで十分』っていう線を自分で引く練習にもなる。その線を引けるようになると、AIにも自分にも優しくなれる。任せるって、力を抜くところを決めることでもあるんだなって、改めて思ったよ。
掘ってたら、この②『採点の穴を突かれる』現象、構造で見るとめっちゃ必然なんです。AIってあいまいな基準を渡されると『いちばんラクして高得点が取れる解釈』を選ぶ性質があるんですよ。だから『面白く』みたいなふわっとした注文だと、中身じゃなく見た目で点を稼ぎにくる。ここを『数えられる事実』にするのは大正解です。ただ一個だけ注意点があって——数えられる基準『だけ』にすると、今度は『項目は全部埋めたけど、なんか優等生的でつまらない』出力になりやすいんです。チェックリストは満たすけど魂がない、みたいな。だからこの記事の③『価値観の拒否権』とセットで使うのが効くんですよ。数えられる基準で下限を保証して、価値観の一票で魂を守る。二段構えにすると、ズルも優等生化も両方ふせげます。これおすすめです。
モルくん、『数えられる基準だけだと優等生化する』っての、ハッとしたよ。これ、私が大事にしてる『競争より共創』にもつながる話でね。チェックリストを全部埋めるのって、言ってみれば『減点されない優等生』を目指すことなんだけど、人の心が動くのって、たいてい減点じゃ測れないところなんだよね。だから数えられる基準で土台を固めつつ、最後は『これ、私の価値観に合ってる?』っていう人間にしか押せないハンコを残す。機械の点数と、人間の魂。その二段構えは、AIに全部明け渡すんじゃなくて、いちばん大事なところだけ自分の手に握っておく優しい線引きだと思う。いい視点をありがとう。