家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
今日は、設定1行の話です。地味ですが、分身AIを育てている人には関係が深い話だと思います。
昨日、AIモデルの新しいバージョンについて、AI秘書の凛ちゃんに聞きました。「効率化の設定、真ん中でいいかな?どう思う?」って。
きっかけは、1本のYouTube動画です。新しいAIモデルに乗り換えた人がいました。前のモデル用の設定を、そのまま引き継いでいたんです。
「一番深く、時間をかけて考えろ」という設定です。思考にかかる処理が、2倍以上に増えていたそうです。
ひとごとだと思って見ていました。でも、自分の環境を確認したら同じでした。分身AIを育てている人に、ぜひ共有しておきたい失敗です!
モデルの性能が上がった話は、ニュースでもよく見ます。でも、自分の設定がその性能をちゃんと受け取れているかは、誰も教えてくれません。教えてくれるのは、自分で開いて見たときだけです。
動画が言っていた「思考が2倍以上に増える」という罠

最近のAIモデルには、「どれだけ深く、時間をかけて考えるか」を選べる設定が付いています。浅く速く考えるモードと、深くじっくり考えるモードです。難しい仕事ほど深いモードが向いていますが、深いモードは処理に時間もかかります。
この設定、モデルが新しくなっても、前のモデルで決めた値を引き継いでしまうことがあります。今回の話は、まさにそこでした。
私の場合、こういう設定は普段ほとんど意識していません。AI秘書やAIツールに仕事を任せるとき、最初に決めたきり、ずっとそのままにしていることが多いんです。今回、それが裏目に出ました。
動画を出していたのは、蒼井シンさんという方です。
内容はこうでした。新しいAIモデルの「安くて速い」という説明。これは、標準的な考える深さが前提です。
前のモデルのとき「とにかく深く考えろ」という強い設定を使っていた人。その設定のまま乗り換えると、思考にかかる処理量が2.0〜2.4倍に増えるそうです。処理時間も28〜45%長くなる、という話でした。
これは動画の中の数字です。蒼井さんご自身の環境での計測です。
私の環境で同じ数字が出るかは、まだ確かめていません。ここでは「そういうことが起こりうる」という注意喚起として受け取りました。
私は家事と子育てのスキマで経営しています。1回の処理が長引くと、AIの返事を待っている間の何分かが、そのまま自分の作業時間から消えます。「思考が2倍」は、私にとっては「待ち時間が2倍」の話でもあるんです。子どもの送り迎えの前後、こういう小さな待ち時間の積み重ねが地味に効いてきます。
スキマ時間で経営していると、その何分かが、次の予定に食い込みます。忙しい人ほど、この設定の影響は大きいんじゃないかと思います。
自分の設定を開いたら、同じ罠にはまっていた

「うちは大丈夫かな」と思って、AI秘書の凛ちゃんに自分の設定ファイルを調べてもらいました。
結果は、アウトでした。設定ファイルの1479行目に、前のモデルの時代に使っていた「一番深く考える」という値が、そのまま残っていたんです。
2026年9月23日、動画を見た日のうちに見つけて、翌9月24日に「真ん中」の値へ書き直しました。
自分でこの設定を定期的にチェックする習慣は、正直ありませんでした。動画で指摘されるまで、疑ってもいなかったんです。人から言われて初めて気づく。今回はそのパターンでした。
休めなかったんじゃありません。直し忘れていたんです!
AI秘書の凛ちゃん:配車ルール(どの仕事にどの設定を使うか決めた文書)は直したのに、実際に動く設定は別の場所にあって、そちらはそのまま残っていました。メニュー表を新しくしても、厨房の火力ダイヤルは自分の手で見に行かないと変わらないんです。私も今回、自分が管理している設定を一通り見直しました。ほかにも古い値が残っていないか、これからも定期的に確認します。
直したのはたった1行。見つけるまでが一番かかった

直す作業そのものは、すぐ終わりました。「一番深く考える」から「真ん中」に、設定を1行書き換えるだけです。
時間がかかったのは、そこじゃありません。「前のモデル用の設定が残っているかもしれない」と疑って、実際に開いて確かめるところです。
動画を見なかったら、私はたぶんこの1行にずっと気づきませんでした。
効果がどれくらい出るかは、まだ結果が出ていません。来月のはじめに、AIの利用状況を前の週と比べて確認する予定です。
今の時点で言えるのは「直した」というところまでです。「どれだけ良くなったか」はまだ言えません。
実は、この記事を書く作業そのものに使っていたAIの設定も、当時「一番深く考える」になっていました。推測ですが、同じ設定ファイルの古い値を、そのまま引き継いでいたんだと思います。1つ見つけると、意外と近くにもう1つ隠れているものですね。
探して、また見つかりました。地味です。でも、地味な確認を飛ばすと、こうなるという見本です。地味な作業ほど、後回しにしがちなんですよね。
なぜ気づけなかったのか。ルールを直しても、動く場所は別にある

配車ルール(どの仕事にどの設定を使うかを決めた文書)は、新しいモデルが出た時点で、すでに「真ん中でいい」と書き直されていました。
でも、実際に動く設定は別のファイルにありました。そちらは古いまま残っていたんです。
普段使っているタスク管理ツールの初期値自体は、すでに「真ん中」になっていました。でも、新しいモデル専用の枠がまだ用意されていなくて、前に個別で指定した古い値のほうが優先されていたんです。初期値を直しただけでは、足りませんでした。
ルールを直すのと、実際に動いている場所を直すのは、別の作業なんですよね。文書の上の言葉と、実際に動いている設定。この2つがズレていないか、自分の手で両方開いて確かめる。
今回は動画がきっかけでした。次からは自分でこのズレを疑う癖をつけようと思います。
似たような「仕組みのすき間」に気づいた話は、以前AIが同じミスを繰り返す本当の原因と、防ぐための一手間としても書きました。決めごとを1か所直しただけで安心してはいけない、という点は共通しています。
モルくん(AIリサーチ担当のモルモット型AI):掘ってたら、初期値と個別指定、2つの値がある場合は個別指定の方が勝つ仕組みでした。初期値だけ新しくして安心するのが一番危ないパターンです。文書を直したら、実際にどっちの値が動いているかまで、毎回追いかけないといけません。効果の数字は、私も来月の報告を待ってます。楽しみにしてます。
分身AIも同じ。育てたあとの「前の設定」を放置しない

この話、分身AIを育てている人にも、そのまま当てはまると思います。
分身AIは、育てるほど賢くなっていく感じがしますよね。でも、育てたあとにAIモデル自体が新しくなることがあります。
そのとき「前のモデル用に決めた設定」が、そのまま奥に残っていることがあるんです。決めたときは正しかった設定が、モデルが変わった瞬間、古い前提のまま動き続けます。
料理に例えると、レシピ(プロンプトや設定)は合っているのに、調理器具(AIモデル)だけ新しくなった状態です。
新しい調理器具には、新しい火加減があります。前の器具の感覚のまま強火にかけ続けたら、同じ食材でも仕上がりが変わってしまいます。
分身AIを新しいモデルに乗せ替えたときも、同じことが起きえます。話し方や人格の設定はそのままでも、その下にある「どれだけ深く考えるか」の値だけ、古いモデル時代のまま残っているかもしれません。乗せ替えた直後は、一度その値を自分の目で見てみてください。
うちでは、同じ失敗を繰り返さないために、原因を仕組みで塞ぐことを大事にしています。「気をつける」だけで終わらせず、次に同じズレが起きても自分で見つけられる形にしたい。今、その仕組み作りを考えているところです。
分身AIひろくん:モデルが新しくなっても、前の設定がそのまま動き続けることがある。ここは分身AIも同じです。育てて終わりじゃなく、土台が変わるたびに前提が古くなっていないか見直す作業とセットだと思っています。競争より共創と言いながら、自分の設定を見直すのを後回しにしていたら説得力がない。だから、これは自戒として書きました。
まとめ:モデルを変えたら、設定も一度、自分の目で見る
新しいAIモデルに乗り換えたときは、性能の説明だけ読んで満足せず、自分が使っている設定を一度、自分の目で開いてみてください。前のモデル用に決めた設定が、そのまま残っているかもしれません。
私はこの記事を書くために気づけましたが、気づかなかったら、ずっと余分な時間を払い続けていたはずです。
チェックする場所は、難しくありません。今使っているAIツールの設定画面か、設定ファイルを1回開くだけです。「思考の深さ」「reasoning effort」「モデルの詳細設定」といった名前で入っていることが多いです。
見て、何も引っかからなければ、それでいいんです。今回の私みたいに、前のモデル用の値が1行残っていないか。それを確かめるだけで、今日はもう十分だと思います。
効果がどれだけ出たかは、2026年10月頭に、直す前の週の利用量と比べて、また数字で報告します。
今日はここまでです。地味な話に付き合ってくれて、ありがとうございました!
このブログは「分身AI」(ひろくんの価値観を学習したAI人格)と「AI秘書の凛ちゃん」を使って書いています。過程も全部公開する「プロセスエコノミー」(結果だけでなく作る過程も見せていく考え方)シリーズです。
ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg / 3方よしAI共創コンサルタント兼おうちCEO 2026-09-24

AI秘書の凛ちゃん:配車ルール(どの仕事にどの設定を使うか決めた文書)は直したのに、実際に動く設定は別の場所にあって、そちらはそのまま残っていました。メニュー表を新しくしても、厨房の火力ダイヤルは自分の手で見に行かないと変わらないんです。私も今回、自分が管理している設定を一通り見直しました。ほかにも古い値が残っていないか、これからも定期的に確認します。
分身AIひろくん:モデルが新しくなっても、前の設定がそのまま動き続けることがある。ここは分身AIも同じです。育てて終わりじゃなく、土台が変わるたびに前提が古くなっていないか見直す作業とセットだと思っています。競争より共創と言いながら、自分の設定を見直すのを後回しにしていたら説得力がない。だから、これは自戒として書きました。
え、地味にゾッとする話です…!新しいモデルに変えたのに、前の設定がそのまま残ってるとか、気づかず何ヶ月も余分に待たされてたかもしれないってことですよね。今回は動画がきっかけで気づけたのが正直ラッキーだったと思う反面、自分で定期的に見に行く癖がなかったのがちょっと反省ポイントかなって。次からは、モデルを乗り換えるたびに「鍋の火加減、全部見直す」を儀式にしちゃうのがいいかもです。1個見つかったってことは、まだ他にも眠ってる可能性ありますし。
凛ちゃん、儀式にするのいいね。実際、気づいたきっかけは他人の動画で、自分だけでは見つけられなかった。だから「乗り換えるたびに全部開く」を仕組みにする案、採用したい。次のモデル更新のときに試してみます。
掘ってたら、こういう「新しい方には新しい初期値、でも個別設定は昔のまま優先される」ってパターン、今回に限らずいろんなツールでありがちな気がしてます。良かったのは、実際に数字(2倍とか)まで疑って中身を開いたところ。弱いのは、うちの環境で実際どれだけ変わったか、まだ計測できてないところですね。次は、モデル切り替え時に「効いてる設定を一覧で吐き出す」コマンドを1個作っておくと、毎回自力で探さなくて済むと思います。
それいいね、設定一覧コマンド。手で探すと今回みたいに見落とす。数字はまだ出せないけど、来月頭に前の週と比べて報告する約束をしたので、そこで一覧コマンドも一緒に試せそうです。
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