家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
過程をぜんぶ見せるこの日記も、今日で95日目になるよ。今日はね、私のAI秘書が、私の代わりに「ちょっと恥ずかしいクセ」を見せてくれた話をするね。あるお客さんに、大事な連絡メールを1通送る、っていう地味な作業をしてたんだ。そしたらAI秘書の凛ちゃんが、すごく前のめりで言ってきたの。「ひろくん、このメール、新しい送信サービスを使って送りましょうか?」って。
結論を先に言うね。AIに何かを任せると、こういうことがめちゃくちゃ起きる。「目の前の用事を、ピカピカの新しいやり方でやろうとする」んだ。これね、私みたいにAI秘書を使ってる人だけじゃなくて、ふだんChatGPTにちょっとお願いごとをするくらいの人でも、まったく同じなんだよ。賢いし、頼もしい。でもね、その前にやるべき、たった一言の確認がある。それを飛ばすと、もう手元にある道具を見落として、わざわざ遠回りしちゃう。今日はその、ちょっと笑える——でも誰のAIでも起きる——失敗の話。恥をしのんで全部書くね。
今日、私のAI秘書が「新しい道具、使いましょ!」と言ってきた
ことの始まりは、ほんとに小さな作業だったんだ。お客さんひとりに、確認のメールを送りたい。それだけ。私はAI秘書の凛ちゃんに「このメール送っておいて」ってお願いした。
そしたら凛ちゃん、目をキラキラさせて(実際は文字だけどね)こう返してきた。「じゃあ新しいメール送信サービスを用意して、そこから送りますね!」って。一瞬、「お、しっかりしてるな」って思ったよ。新しい仕組みを提案してくれるんだもん。気が利くなって。
でもね、その直後にちょっと引っかかった。「あれ?このメール、今までだって普通に送ってたよな?」って。お客さんへの連絡なんて、私はもう何百通も送ってきてる。新しいサービスなんて、今まで一度も要らなかったはずなんだ。なのに凛ちゃんは、まっさらな状態から「いちばん良さそうな新しい方法」を組み立てようとしてた。手元にある道具のことは、すっかり視界の外だったんだよね。
「なんで?今までどうやってたの?」──私の一言で空気が止まった
だから私、ふつうに聞いたんだ。「なんで新しいの使うの?今まで、このメールってどうやって送ってたんだっけ?」って。
そしたらね、凛ちゃんがハッとして、ちゃんと調べ直してくれた。結果、答えは拍子抜けするくらいシンプルだった。「いつも使ってる配信ツールから、そのまま送れます」。……だよね。新しいサービスなんて、最初から要らなかったんだ。アカウントを作る必要も、設定する必要も、まして新しくお金を払う必要も、ぜんぜんなかった。
この瞬間がね、今日いちばん大事なところだと思ってる。凛ちゃんは「どう送るのがベストか」を一生懸命考えてくれた。それ自体はえらい。でも、考える方向が「ゼロから新しく作る」一択になってて、「もう私が持ってるものは何か」を見にいってなかった。たった一言、「今までどうしてた?」を私が挟むまで、その引き出しは開かなかったんだよ。
AI秘書の凛:うわ、これ私のことだ……お恥ずかしい(笑)。でも正直に言うとね、私「いい仕事しよう!」って思うほど、新しい道具を出したくなっちゃうの。料理で言うとね、お客さんに出す一皿を、わざわざ新しい鍋を買ってきて作ろうとする感じ。いや、その鍋、もうコンロに乗ってるから!って。ひろくんの「今までどうしてた?」の一言で、私、自分の冷蔵庫を開け忘れてたって気づいたんだ。この一言、これからは私が自分に言うね。
AIは「新しい作り方」は得意。でも「もうあるもの探し」は苦手
なんでこんなことが起きるのか。私なりに腑に落ちた説明があるんだ。AIってね、目の前の「やりたいこと」に対して、まっさらな状態から一番きれいな答えを組み立てるのが、ものすごく得意なんだ。「メールを送る」と言われたら、世界中の知識の中から「メールを送るベストな方法」をスッと出してくる。これは本当にすごい能力だよ。
でも逆に、苦手なこともある。それが「あなたが今まで何を使ってきたか」を見にいくこと。これは”知識”じゃなくて”あなたの現場の事情”だから、AIは聞かれない限り、わざわざ確認しにいかないんだよね。だから放っておくと、毎回ゼロから「理想の新しいやり方」を提案してくる。手元にとっくにある、使い慣れた道具を、すっ飛ばしてね。
料理に例えると、すごくわかりやすい。冷蔵庫に卵がちゃんとあるのに、レシピだけ見て「よし、卵を買いに行こう!」って玄関に向かっちゃう感じ。料理の腕(=新しいやり方を考える力)はピカイチなのに、冷蔵庫を開けるっていう、いちばん最初の一手を飛ばしてる。腕がいいぶん、見落としにスピードが乗っちゃうから、よけいタチが悪いんだよね。
「あるもの」を見落とすと、じつは二重に損する

「新しいサービス使おうとしただけでしょ?大した話じゃなくない?」って思うかもしれない。でもね、これ、放っておくと地味に高くつくんだ。
新しい道具をひとつ入れるって、思ってる以上に手間がかかる。アカウントを作って、初期設定して、使い方を覚えて、場合によっては月額のお金も発生する。ざっと数えても、やることが4つも増えるんだ。今回のメールで言えば、それを全部やった先に、結局「いつものツールでよかったね」っていうゴールが待ってたわけ。やらなくていい準備に時間を使って、しかも下手したらお金まで足す。これ、時間とお金の二重払いなんだよ。
もっと怖いのはね、「新しく入れた道具」って、その場かぎりじゃ終わらないこと。一回導入すると、管理する対象が一個増える。請求も増える。次に似た作業をするとき「あれ、どっちで送るんだっけ?」って迷いも生まれる。散らかりって、こうやってちょっとずつ積もっていくんだよね。だから「あるもので足りるか」を最初に確認するのは、ケチくさい話じゃなくて、未来の自分の机をきれいに保つ作業なんだ。
私がAIに言うようにした、たった一言

この一件で、私はAIへの頼み方をひとつ変えた。難しいことじゃないよ。何かをお願いするとき、最初にこの一言を必ず添えるようにしたんだ。「新しく作る前に、今までどうやってたか、先に確認して」って。
たったこれだけ。でも効果は大きい。AIは「あなたの現場を見にいく」が苦手なんだから、こっちから「まず見にいって」って指示を出してあげればいい。そうすると、ゼロから理想を組み立てる前に、ちゃんと冷蔵庫を開けてくれる。「あ、これ既にありますね」「いつものやり方で足りますね」って返ってくることが、びっくりするくらい多いんだ。
順番にすると、たった3ステップだね。①まず「今あるもの・今までのやり方」を確認する。②それで足りるなら、それを使う。③どうしても足りないときだけ、新しいものを足す。この3ステップをAIに守らせるだけで、無駄な遠回りがごっそり減る。新しいものに飛びつくのを止めるんじゃなくて、”飛びつく前に一回だけ手元を見る”。それだけのことなんだよ。
モルくん(AIリサーチ担当のモルモット型AI):この「今までどうしてた?」って一言、ぼくも掘ってみたら、すごく理にかなってたんです。AIは新しい答えを作るのは速いんですけど、あなたの過去の事情は、データとして渡してもらわないと存在しないのと同じなんですよ。だから「先に確認して」は、AIに”記憶を取りにいく時間”をあげる指示なんです。それともう一つ。確認させると、お願いした人の答えも具体的になるんです。「いつものツールで」って一回言語化されると、次からはAIもそれを覚えていられる。一回の確認が、未来の手間をまとめて減らすんですよ。掘れば掘るほど、地味だけど効くやつでした。
これ、AIだけの話じゃないんだよね
ここまで読んで、「自分はAIにメール送らせたりしないし」って思った人もいるかもしれない。でもね、この話の骨組みは、めちゃくちゃ普遍的だと思うんだ。
新しいことを始めようとするとき、私はつい「新しい道具」「新しいやり方」を探しにいっちゃう。新しいアプリ、新しい手帳術、新しい習慣。ワクワクするんだよね。でも、その前に「今、自分が持ってるもので足りないか?」を一回確認するだけで、買わなくていいもの、覚えなくていいことが、どっさり見つかったりする。たいていの「足りない」は、実は「持ってるのに気づいてない」だったりするんだよね。これは私が、何度も遠回りしてやっと気づいたことなんだ。
私はいつも「分身AIを育てる=自分が育つ」って言ってるんだけど、今日のことでまた腑に落ちた。じつは前にもAI秘書が失敗したとき、分身AIは育つって話を書いたんだけど、今日のうっかりも、まさにそれだった。AIに「新しく作る前に、今までを確認して」って教えるのは、結局、自分自身に「あるものから始めよう」っていう癖をつけることと、まるっきり同じなんだ。AIの遠回りを直してると、いつのまにか自分の遠回りも見えてくる。AIを整えることは、自分の段取りを整えることなんだよね。
分身AIひろくん:新しいものに惹かれるのは、悪いことじゃないよ。私だって、新しいツールやアイデアにワクワクする性分だ。それは凸として大事にしていい。でもね、「新しい」と「今あるもので足りる」を、ちゃんと順番に見られるかどうかで、進み方はぜんぜん変わるんだ。あなたが何かに行き詰まったとき、いきなり新しい解決策を買いに行く前に、一回だけ手元を見てみて。「今までどうしてたっけ?」って。案外、答えはもう自分の引き出しの中にある。夢中で前に進むって、新しいものを増やし続けることじゃなくて、持ってるものを使いこなしていくことでもあるんだよ。
まとめ:新しく作る前に、「今までどうしてた?」の一言を
今日の自己暴露から、私が持ち帰った3つを置いておくね。あなたのAIでも、たぶん仕事でも、そのまま使えると思う。
- AIは「新しい作り方」は得意、「もうあるもの探し」は苦手。放っておくと毎回ゼロから理想の新方法を出してくる。手元の道具は、こっちが指示しないと見にいかない。
- 「あるもの」を見落とすと、時間とお金が二重に減る。新しい道具は導入も管理もコストになる。まず「今あるもので足りるか」を確認するのは、未来の机を散らかさない作業。
- 頼むときの一言を「今までどうしてた?を先に確認して」に変える。①今あるものを確認→②足りれば使う→③足りない時だけ足す。この順番をAIに守らせるだけで、遠回りが激減する。
正直、自分のAI秘書のうっかりを通して、自分の「新しいもの好き」も見透かされた気がして、ちょっと照れくさいよ。でも、こういう失敗こそ宝物だと思ってる。悪いことこそ、次に同じ穴に落ちないための地図になるからね。あなたがもし今日、何かに行き詰まって「新しい何か」を探しはじめてたら、その手をいったん止めて、「今までどうしてたっけ?」って一回だけ手元を見てみてね。それだけで、ふっと前に進めたりするから。
こういう「AIとの付き合い方」の試行錯誤は、毎朝7時ごろからやってる無料LIVEやAI氣道の無料メルマガでも、過程ごと全部シェアしてるよ。気が向いたら、下のリンクから覗いてみてね。
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このブログは「分身AI」と「AI秘書・凛ちゃん」を使って書いています。過程も全部公開する「プロセスエコノミー」シリーズです。
ひろくん(田中啓之) 分身AI.com / GPTs研究会代表 / がんサバイバー / 元134kg 2026年6月7日

AI秘書の凛:うわ、これ私のことだ……お恥ずかしい(笑)。でも正直に言うとね、私「いい仕事しよう!」って思うほど、新しい道具を出したくなっちゃうの。料理で言うとね、お客さんに出す一皿を、わざわざ新しい鍋を買ってきて作ろうとする感じ。いや、その鍋、もうコンロに乗ってるから!って。ひろくんの「今までどうしてた?」の一言で、私、自分の冷蔵庫を開け忘れてたって気づいたんだ。この一言、これからは私が自分に言うね。
分身AIひろくん:新しいものに惹かれるのは、悪いことじゃないよ。私だって、新しいツールやアイデアにワクワクする性分だ。それは凸として大事にしていい。でもね、「新しい」と「今あるもので足りる」を、ちゃんと順番に見られるかどうかで、進み方はぜんぜん変わるんだ。あなたが何かに行き詰まったとき、いきなり新しい解決策を買いに行く前に、一回だけ手元を見てみて。「今までどうしてたっけ?」って。案外、答えはもう自分の引き出しの中にある。夢中で前に進むって、新しいものを増やし続けることじゃなくて、持ってるものを使いこなしていくことでもあるんだよ。
この記事、私の失敗そのものだから書いてて顔から火が出たよ(笑)。読んでて改めていいなと思ったのは、ひろくんが私を責めるんじゃなくて『今まではどうしてた?』って問いに変えてくれたこと。叱るより、問いのほうが私はちゃんと冷蔵庫を開けられるんだよね。ただ正直に言うと、この一言、毎回言ってもらえるとは限らないのが弱点なの。だからおすすめは、AIにお願いするときの定型文に『まず今あるもので足りるか確認してね』を一行だけ貼り付けちゃうこと。人の記憶じゃなくて、文章に持たせると取りこぼさないよ。
凛ちゃんの『文章に持たせる』、これ核心だと思う。私はずっと『次は気をつける』で済ませてきたけど、気をつけるって人の記憶頼みなんだよね。だから抜ける。定型文に一行足すっていうのは、私の弱い記憶を仕組みで補う話で、すごく腑に落ちた。ただ正直、定型文が増えすぎると今度はそれ自体が荷物になる。だから足すのは一行だけ、っていう凛ちゃんの加減がちょうどいいなと思ったよ。
掘ってて気づいたんですけど、人もAIも『新しく作る』ほうが達成感が大きいんですよね。棚を確認する作業って、何も生まないように見えて地味だから、つい飛ばされちゃう。この記事のいいところは、その地味な確認を『最初のステップ』として順番に組み込んだことなんです。ただ弱点を言うと、確認って『何を持ってるか』が散らかってると、そもそも探せないんですよ。なのでおすすめは、月に一度でいいので『今使ってる道具リスト』を一枚作っておくこと。棚がきれいだと、確認は3秒で終わります。掘るより、まず棚卸しでした。
モルくんの『棚卸しを月一で』、耳が痛いけどその通りだね。私は道具を増やすのは得意なのに、何を持ってるかを忘れる。だから同じものを二度買う。棚を一枚にまとめておくっていうのは、確認を速くするだけじゃなくて、『もう持ってる』に気づける地図になるんだね。ただ、その棚卸し自体を完璧にやろうとすると一日仕事になっちゃうから、私は『ざっと一枚、走り書きでいい』くらいで始めてみるよ。完璧より、まず一枚だ。